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「出会いなおし」相手と、自分と。

こんにちは。
SLF認定講師 | ao candle designer のはるかです。

1000文字エッセイvol.3*

1年間で100記事って月に8~9。毎日がんばる必要ないことに気付き、早速更新のペースがゆるやかになってしまいました。笑
毎日継続って、しんどいなぁ‥という印象があるのだけど、いざスタートしてみると、2日1回、3日に1回より毎日の方がしんどくない気がする‥ある程度の根付くまでは多少がんばらなければならないかもしれないけど、中2日とか空くと、もう一生空いてしまう気がしてくる‥次更新するときの腰が重くなる‥だから、ルーティンに組み込みやすい毎日の方が継続しやすい気がする。わたしだけかな・・・?

様子見ながら、更新していきます。





タイトルにつけた「出会いなおし」
これは、今読んでいる本のタイトルです。


森さんははじめましてですが、日常のシーンを切り取るのが上手な人だな、という印象。非日常的で心のトリップができる小説もすきだけど、日常に溢れるシーンを少し深堀りして気づきを与えてくれる作品もすき。わたし自身の日常に変化が生まれやすい、視点がひとつ増え、時にこころに余白が生まれる。

この本は短編集なのですが、最初の作品がタイトルにもなっている「出会いなおし」。ものがたりの最後の文章が、こころの深い部分にじんわり響いたので、紹介します(※ネタばれになるのかな‥見たくない方今日はここで‥)

年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。路上のかげろうと同化していくナリキヨさんの後ろ姿を見送りながら、私は泣きたいくらいに強く、面白い、面白いと思いつづけたのだった。


これは、だれか(相手)だけでなく自分に対しても、こう捉えられたら視界は広くなるんじゃないかな、と思った。

出会いと別れを繰り返し30代に入った今、ともだちの数は史上最少を更新している気がするのだけど、その中に10年以上全く変わらないともだち関係がある。それはきっとお互いの変化をお互いに興味深く、面白く、見守っていきたいとい気持ちがあるから成り立っているのではないかなと考える。ありがたいなぁ。核の部分は何歳になっても変わらないけれど、その核の部分をどう表現するのかは、環境や年齢とともに変化していく彼女たちを見るのが、とても楽しいし、死ぬまで楽しいんだろうなと思う。

わたしは心底自分のことがきらいだったのだけど、切っても切り離せない存在だということを頭ではなく、こころで理解できたとき、自分を避けるのをやめて、仲良くするためにはどうしたらいいのか‥?と、新たな視点を持って自分と関わることをはじめた。いざ関わってみると、自分の変化に自分がいちばん鈍感だったことに気付いた。

感情のゆらぎなどを含める、わたし自身に起こるすべての変化を注意深く観察すると、自分でも知らない自分や、知らぬ間にアップデートされている部分があり、自分のことなのにわたしがいちばん知らないことを痛感した。と同時に面白いという感情が沸いた。そんな風に思った時、一気に自分への興味が沸き、気が付けば自分に対するきらいという感情が緩和されていた。



色が白く、凹凸ないのっぺりとした顔を持つわたしはずーっと”黒”が似合わなかった。故に黒への憧れが強かった。でも実際は、黒の対局であるパステルの方がハマってしまう。だけど、最近以前に比べ”黒”がハマるようになってきた。なにが変わったのか‥年齢のおかげなのか?クローゼットの中にすこしずつ黒が増えてきて、それがとてもうれしい*

これは、わたし自身に対する「出会いなおし」だ。

Self loveを伝える立場ではあるけれど、わたし自身自分のことがすきなのか?と聞かれたら、いえす!とはまだまだ程遠い場所にいる。だけど、この「出会いなおし」を繰り返していけば、自分自身のことをたのしめるのではないかなと思うし、それでいいし、それがいい。

自分をすきになることが正義だとは思ってない。自分を大切にすることは大事だということは、大きな声で伝えたいけど、それが必ずしも”すき”とイコールではないと思っている。ただ、自分のご機嫌が自分でとれる人で在りたいし、そのためにも自分自身とたくさんの「出会いなおし」と積み重ねていきたいと思う。

気が付けば1800文字を超えてしまいました。考えが溢れました!朝は、夜に比べて文章がスラスラ書ける‥!思考がスッキリしている証拠だ。ではでは、良き週末をお過ごしください*

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