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048  荣小館

台州料理にハマる店。

【お勧めシーン】 2〜3人での食事、アテンドや接待
【こんな人に】 台州料理に興味、辛いもの苦手、海鮮好き、地元人気重視、インテリアやサービス重視

まだ現地に行って食べたことはないけれど、いい評判をとてもよく聞く地方料理といえば浙江省の台州料理だ。地方の街なのにこだわりのビストロ系の個人経営店がたくさんあると聞くし、海鮮もおいしいらしい。
今回ご紹介する『荣小館』は、上海に住んでいる台州人が「上海で食べるなら」と勧めてくれたお店。で、行ってみたらとてもちょうど良い。なんと『アンダーズ上海』の1階にあるホテルのレストランなのだが、地方食が強く、入口に生簀と野菜並べコーナーがあり、食べる用のエイが泳いでいたりする。
外資ホテル内できちんとしているのに異国っぽくローカルっぽいので、旅行者、出張者を案内するのにベストだと思う。
お勧めはもちろん何と言われても「沙蒜豆麺」(178元)。イソギンチャクと春雨の炒めものだ。海鮮とは思えない、ビーフシチューというかグレービーソースのような深い味わいと、貝のような食感のイソギンチャク、太め春雨のハーモニー。こんな料理を生み出した台州はやっぱりすごい。

「沙蒜豆麺」(178元)。イソギンチャクだし、最強。

上海のホテル中華というと広東料理だ。ミシュランガイドなどに掲載されているお店以外は、夜などもあまりお客さんが入っていないイメージ。静かなのはいいけれど。
が、『荣小館』はディープ地方料理で、夜は行列(番号を受け取って座って待つ)。親子連れなどが意外に多く、ホテルレストランらしからぬ賑やかさ。いいと思う。アンダーズはいい店を入れたと思う。


<これもお勧め>

「墨魚水餃」(48元)。皮にイカ墨を練り込んだ水餃子。二度見してしまう黒さ。イカの風味が濃厚。
「農家笋衣」(42元)。タケノコを湯葉のような薄切りにした炒め煮。やさしいだし風味。
サービスのフルーツ。この日はザクロだった。

<DATA>
上海市黄浦区太倉路128号
地下鉄1、14号線「一大会址・黄陂南路」駅2号出口から徒歩3分
11:00-13:30 17:00-20:30
☆夜は要予約

(掲載日:2024年9月29日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。


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