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08 四季農圃

きちんと上品な上海料理。

【お勧めシーン】 3〜4人以上での食事、会食、アテンド
【こんな人に】 上海料理を食べたい、地元人気重視、ちょっと贅沢したい、要個室、居心地重視

某メディアのコーディネートの仕事をしたとき、「○○さん(日本の某モデルさん)の事務所の方が、『上海に行くならここ』って教えてくれたんです。予約できますか?」とリクエストされたお店。
在住者の私が普段使いする店ではなく、ここがおいしいということを知らなかった(そういうこともある)。コロナ前は日本の有名人がたくさん上海に来ていたけど、皆さんこういうお店で食事してたんですね、とも思った。多分、中国側の偉いプロデューサーなんかが紹介してくれたんだろうな。
店舗は2階建ての洋館。個室もあって上品なインテリアだけど、1階には指差しで選べる生簀もあって、ほどよく上海っぽさがある。確かに、旅行者を案内するのにベストなお店かも。
お勧めは、秋冬に訪れるならぜひオーダーしたい「蟹粉豆腐(蟹味噌と豆腐の炒めもの)」(128元)。きちんとしたお店の蟹粉豆腐はやっぱりおいしい。豆腐の角がきちんとあって、蟹味噌の味が濃厚。黒酢で味変しながら、紹興酒を飲みながら味わうのがお勧め。

あとは、上海焼きそばとかチャーハンとか、旅行者出張者が頼みたがるメニューも揃っていて、どれも丁寧に作られた味。上海料理ではあるけれど、あっさりしていて広東風。魚一匹使ったような大皿料理もあるので、5〜6人で円卓囲むのがいちばんいいのかもしれない。
2階のホール席は暖かいのがうれしい。上海の路面店って、冬は寒いところが多いので。


<これもお勧め>

「糖酢排骨」(158元)。豚スペアリブの甘酢炒め。いい店のこの料理は、骨部分の軟骨率が高い。その代表格。
「腐皮時蔬」(58元)。季節野菜と湯葉の炒めもの。この日は「鶏毛菜」だった。
「上海風味炒麺」(39元)。甘香ばし醤油味と太麺の、スタンダードな上海焼きそば。たまに食べたくなります。
「石庫門1号藍牌」(118元)。寒い日は黄酒を温めて。料理がおいしいので、ボトル一本すぐなくなってしまう。

<DATA>
上海市徐匯区天平路137号
地下鉄1、9、11号線「徐家匯」駅15号出口から徒歩約5分
11:00-14:00 17:00-21:30
☆週末は要予約。

(掲載日:2023年12月3日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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