思い切りやりな!という無責任
よく言われるアドバイス
よくあるアドバイスの中で、「思い切りやりな!」という言葉がありますが、最近この言葉って無責任じゃないか?って思うようになり、これまでそうにアドバイスしてきた節があるのでその人たちにものすごい申し訳なさを感じています。
無責任じゃないかと感じたのは自分がそうアドバイスされたからです。
最近、社会人になりこれまでやった事のない事をしなくてはいけない場面が増えました。というか正直な話、学生時代など、これまで何かをやるときに不安を感じる場面ってあまりありませんでした。完璧では無いですが、そこそここなせてしまっていました。そんな経験があるからこそ、社会人になって出来ると思っていたことが全然できないと感じたり、そもそもやり方が分からない!という場面にぶち当たったとき、ものすごい不安に駆られてしまいます。
そんな不安を伝えると返ってくるのは、「大丈夫!」「心配ない!」「思い切りやっておいで!」という言葉です。
いや、心配で大丈夫じゃないから不安なわけで、やり方も分からないから、そもそも思い切りやる以前にやることもできないんじゃーーってなります。
もちろんアドバイスした側には、悪気があるわけでないと思いますが、このアドバイスの悪いところはアドバイスした側がなかなか気付けないというところだと思います。
思い切りやれ!
アドバイスをする時、こういった類の言葉をかけてしまう人は、実は相手のことを考えられていないんじゃないか?と思うようになりました。
いいアドバイスを与えているようで、実は相手の思いを汲み取るという作業を無しに、自分視点で物事を語っていることになっていると思うからです。
本当にいいアドバイスを送れる人は、成功している人でも人生経験が豊富な人でもなくて、相手の話を自分のフィルターを外して聞くことができる人なんじゃないか?って思います。
まぁそれが難しいことなんだと思うんですけどね。でも、少なくとも不器用ながらに一生懸命聞いてあげることはできるんじゃないか?って思います。
これまで思い切りやれ!的なアドバイスを送った皆さんすいませんでした。
自ら経験して、前向きな言葉ではなくて、後ろ向きになる言葉だと感じました。
本当に反省してます。
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