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あるとき気がついたら ぼくはぼくという人間でした [No.4]


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あるとき気がついたら
ぼくはぼくという人間でした
でもぼくのからだは
ぼくが作ったわけじゃありません
こんな複雑で不思議なものを作れる人などいません
 
ぼくには名前がつけられていました
この名前、この顔、このからだがぼくなのです
ぼくは
気づいたら乗っていた知らない飛行機の
パイロットのようなものです
 
飛んでいる飛行機を、とりあえず落ちないように
安定飛行させなければなりません
最新高性能の機体ですが、行先がわかりません
そもそも飛行の目的は・・・
残りの燃料はあとどのくらい・・・
 
すべて不明ですが、おなかがすいてきました
とりあえずお昼を食べながら考えようと思います
うまいコーヒーも楽しみです


作品No.4です。
ことしは、あの「鳥人間コンテスト」一日違いで、
見逃してしまいました。
大好きな番組なのです。
だいたい夏の終わりの頃やるのは、知っていたのですが、
残念です。
今回はどんな記録が生まれたのでしょうか。

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