MYCODEディスカバリーで祖先を調べた

遺伝子検査に興味があった。自分について知ることが好きだからだ。
だが、どのサービスも結構値が張る上に、病気のリスクにはあまり興味がない。そういう情報を知るには遺伝子検査よりも人間ドックを受けるべきだと思っている。
比較的安価でできて、検査内容も面白いやつないかな~と探していたら、祖先のルーツを調べられるMYCODE ディスカバリーを見つけた。しかも遺伝子検査にしては安い。

「エンターテインメントパッケージ」の触れ込み通り、遺伝子検査したいけどなんか面白いやつやりたい向けのやつじゃん! と意気揚々と見つけたその日に申し込んで、検査キットが到着した翌日に返送し、昨日結果が返ってきた。

検査方法~結果がわかるまで

採取用のチューブに唾液を入れて、付属の薬品とよく混ぜ、送り返す。それだけ。カンタン! ポストで返送できるので、わざわざ郵便局に行く必要もない。
検査状況の進捗は、登録したメールに送られてくる。ポストに入れてから一週間ほどで試料到着のお知らせメールが来て、それから20分後ぐらいに同封試料が問題なかったので検査を開始しますメールが来ていた。律儀。
ディスカバリーは検査項目が少ないからだろうけど、検査開始から約一週間後に検査完了していた。注文から検査完了まで、二週間~三週間ほど。気長に待つぜ……という気持ちだったのに、思ってたよりだいぶ早かった。うれし~。

結果を見る

検査項目に対して、あなたは三段階評価のここにいます、という結果が見れる。日本人の同じ遺伝型の割合とかも分かる。
まあ当然ながら、結果と自分の体質が違う項目もあった。

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これだけ見ると、私だいぶスタイル良い人間みたいじゃん……。
項目ごとに論文評価レベルというのがあり、高いほど信憑性が高いらしい。
検査に使った遺伝子型とかも教えてくれる。

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見ても何にもピンとこないけど、ちゃんと参考文献も載っている。

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へえ~染色体のこのへん見たんだね~というのがざっくりわかる。文献もPubMedに載っており、無料で全文読める。

自分の祖先をみる

祖先の結果は体質や病気のリスクとは別ページで、どういうルーツを辿ってきたのか説明してくれる。
日本人の祖先をざっくり10のグループに分けて、そのどこに当てはまるのか教えてくれる(当てはまらない場合もある)。

私の結果は、日本人のうち13%を占めているグループだった。

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東南アジアに郷愁を感じることはそんなにないけど。どちらかといえばアジア顔が好きだったりするけど。
ちなみに、一番多いハプログループだと37%ぐらいいる。ついで13%のグループが2つあり、あとは一桁の割合でぱらぱらと分かれていた。

体質とハプログループの結果を合わせて、この遺伝子型が日本人に現れる割合も最終的に教えてくれる。ざっくり2000人に一人ほどらしい。……意外と多いな!?

検査してみてわかったこと

遺伝子検査の結果はだいぶざっくりなので、全てを期待して申し込むものではないな~と思った。でも自分の遺伝子がこうです、というのを見るのは面白い。可視化されない部分を取り出して、自分を客観的に見れる機会はなかなかないしね。
祖先についても、分かったからといって劇的に変わることは……特にないな……。自分の祖父母や曽祖父についての話を実際に聞くのとは違い、いきなり提示されてもあんまりピンとこなかったのかもしれない。当事者意識がないというか。逆に言えば、当事者意識がないほど自分の身近から離れたところが祖先だという証拠でもある。面白いですね。
検査結果も研究結果によって今後更新されていくことがあるそうなので、今後どうなっていくかな~という楽しみもある。今のところ病気リスクの追加検査をする予定はないけど、エンタメ寄りで新しいパックが出たらやってみたい。

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