まず、ダンジョンで得た食糧を妹に仕送りするゲームを作ってみる
こんにちは。
大阪の某ゲーム会社でエンジニアをしています、ふるや(@h_furuya_)です。
今回は
趣味で初めて、Unityを使ってゲームを作り切った時の失敗・成功のお話し
をさせてください。
ゲームを作る仕事ができたら〜ゲームを作るまで
ゲームを作りたくてゲーム会社に入ったので
「ゲームを作りたい!」という思いが常にありました(今もあります)
そもそも「ゲームを作る仕事ができたら」と淡い想いを抱いていたのは中学生の頃だったかと思います。
そして「ゲームを作りたい!」と強く思ったのは大学時代に遡ります。
当時は寝る間を惜しみ、某オンラインゲームを友人と遊んでいました。
それまでも家庭用ゲームはRPGやアクションゲームを中心に色々とプレイしていたのですが、
オンラインゲームに関しては、リアルの生活に影響が出ていました。
「ここまで人をのめり込ませるとは... これはいったい何だ」と衝撃を受け、
「自分も人に熱中してもらえるようなものを作りたい!」と思ったことが大きかったのだと思います。
さて話は戻りまして、
私は仕事ではサーバー・インフラエンジニアを主としているので、実際にゲームで見えるところ(クライアント部分)を作ることは通い存在に感じていました。
そんな中、知り合いから「ホラーゲーム開発プロジェクト」(以降、ホラゲ開発と呼びます)へお声がけがあり、
Unityを一から勉強しながら関わることにしました。
このゲームは今も絶賛開発中で、早4年ほどになるかと思います。
「プライベートが最優先!」という考えの下、集まり作っています。
その為、進行速度はとても緩やかです。
コアメンバーのほとんどが、一から買い切りゲームを開発した経験がなく、何が正解なのか、そもそも正解があるのか、そんなことすら知識がない状態で開始しました。
開発前
私は、「ホラゲ開発」が進んでいく中で
「これまでの学びで小規模なものをアウトプットしたい」
という想いが芽生え、
小規模なゲームが公開されている unityroom が開催している
ゲームジャム unity1week に参加してみよう!と思いました。
これなら一週間かそれぐらいで完成する規模のものにチャレンジできそう!と思ったからです。
参加したテーマは「おくる」
イラストを描ける相方と二人で参加しました。
開発中
企画は二人でこねこねし、
主に私の「ディストピア推し」の部分を取り入れて進み出しました。
2023年12月のテーマですが、最終的にリリースしたのは2024年3月でした。
企画やレベルデザインが初めてだったということもありますが、
何回もプレイしていると「どのあたりが面白いのか」と悩むことはあったので「寝て明日考える!」と割り切ることもありました。
リリース後
かなり悩みながら作って完成したものの、
出来はゲームとは言えないようなレベルで、
今でも「もっとなんとかできなかったか」と思います。
失敗したこと
・開発前の段階で「どの程度のものを作るのか」
規模をハッキリさせておくべきだった(これが原因で喧嘩になった)
・作り方を調べながら作ったので、調べる時間がかかった
(最初は仕方がないのかもしれません)
・仮画像などでも一通りゲームが動くところまで作り、
面白いかどうかを確認することを優先した方がよかった(?)
(今回はアニメーションが必要なゲームだったのですが、
それがなくとも面白いかどうかの確認はできたのではとも思います)
成功したこと
・一緒に話しながら作れたので、
「こうしたらいいか」など素早く確認ができた
・誰かと一緒に何かを作ることが楽しい!と改めて思えた
・失敗したことに気付けたこと
(どうしていくかを決める判断ができ成功でした)
次に作ったゲームはこちらです!
少しは「ゲーム」に近づけたかなと思います。
以前所属していたゲーム会社で紹介してもらったところ、
社内で盛り上がったようで、よかったです。
そして、次はさらに楽しめるものを作りたい、と思い、今も複数のゲームを開発中です。
また嬉しいことに、序盤でお話ししていた「ホラゲ開発」での学びが他のゲーム開発に活きたり、逆に他でのゲーム開発が「ホラゲ開発」に活きています。
これも成功したことかなと思います。
今後
「仕送りダンジョン」をリリースした後、もっと多くの人に遊んでもらえるゲームを作りたいと思いました。
実際に 作って リリースして 初めて気付けたことです。
今、ゲームを作ろうと思っているけど進んでいない方や、
何を作ったらいいか分からない方へ
ぜひ何か 時間を決めて 作って 形にしてみる のはいかがでしょうか。
自分はどんなゲームを作りたいのか、
そもそもゲーム以外の何かを作りたいのかなど、
さまざまな気付きが生まれると思います。
ふるやは、展示会に出展して、いつか多くの方に目の前で遊んでもらうのが次の夢です。
以上、ふるや(@h_furuya_)でした。