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After Corona Shock に向けてできることから

緊急事態宣言が延長されました。予想していたとはいえ観光地である修善寺にとっては大きな痛手です。

われわれのプロジェクトチームも、

2月末に現地を訪れる予定にしていたものが中止になり、そのままステイホーム状態になってしまいました。

5月9日現在、静岡県全体の新型コロナウイルスの感染者数が30名、新規感染者が5月3日からゼロが続いている地域に、いまだ感染者数が微減でしかない東京から移動して、万が一に感染を再拡大させるようなことがあっては大変です。現地に伺うことは諦め、時々、修善寺の方々とZoomなどでWEBミーティングを開いて現地の様子を聞いています。厳しい状況にある中、それでも「いまできること」をされている方がたくさんいらっしゃるとのことで、こちらが励まされることが多くあります。

数回前、こちらの記事で取り上げたように、

「瑞の里 〇久旅館」(みずのさと まるきゅうりょかん)では、地元の清掃を継続しています。
また、温泉街をあげての伝統「湯汲み式」は、規模を大幅に縮小して行われました。

自粛すべきとの声もあるようですが、なんでもかんでも自粛すればいいわけではないと思います。公衆衛生に配慮し、安全を確保した上で実施していくのは、アフターコロナショックを見据えたとき、とても大事になってきます。

各地で同じような取り組みを見かけますが、テイクアウトを実施しているお店の情報サイト「モチカエル」も立ち上がっています。
修善寺の人が中心に立ち上げましたが、情報はもっと広域に集めています。

現地を訪れた時にお世話になっている「ねの湯 対山荘」が参加している「旅館サポーター制度-種プロジェクト」は、要するに先払いシステムです。将来宿泊する権利をいま購入することで、旅館の資金繰りに行かしてもらう仕組みです。

こうした仕組みは、東日本大震災のあと、かなりできてきて、その後の災害復興の一助になってきました。ただ今回は、日本全国が被災したようなものです。それでもやらないよりやった方がいいと僕は思っています。

ここの取り組みは、よくいってマイナスをゼロにするもの、ほとんどは大きなマイナスを小さなマイナスにする程度の効果しかないかもしれません。しかし、いま地道にこうした取り組みをしておくことが、新型コロナウイルスの感染拡大が収束したときに生きてくると思っています。

さらに、ゴールデンウィーク中にはこんなイベントも行われていました。

マルシェをWEBでやろうという試みです。単なるECサイトでの販売とは違います。ECサイトへの出店は四六時中販売可能になるわけですが、その分、希少価値は下がります。

このマルシェは、リアルと同じように期間限定、時間も限定、そして販売する人とWEB上で交流もできるというものです。たぶん、こうした試みをしたのは初めてではないでしょうか。

じっと逼塞していても仕方がありません。かといって、焦って何かをしてもダメなものはダメでしょう。いまは未来を見据えつつ、目の前でできることをコツコツ続ける。そんなことを教えてもらえたように思います。

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