転職活動の基礎知識

ずっと正社員で働いてきたが、緩い会社だったのでいろいろわかっていない。

どう緩かったのか?
雇用契約書と就業規則を見たことがなかった。

前職で就業規則を初めてみたのは
退職勧奨される1年前にパワハラしたと詰められたときだった。

「え、あったんですか、知りませんでした。」

入社した時にはなかった。
就業規則の末尾の日付を見ると、いつのまにやらできていたようである。
従業員に周知する義務があるんだけど・・・
(雇用契約書は他のスタッフに要求されてようやく作成した。)

前職の社長は20代で取締役になったことが自慢である。
誰も知らない零細企業の取締役やってたと言われてもリアクションに困る。

私を含む自分の会社のスタッフだけでなく、顧客に対しても
「私頭いいから」
とよく言っていたが、この発言がもう頭悪い。
「私自覚のない馬鹿だよ」
と同じ意味だと思う。

まあ、頭の回転は遅くなかったので頭悪くはないかな?
でも、総務関係の知識が不足していた上に、重要視していなかったことは確かだ。
人を雇うなら知ってろよ!と思うし、雇われる側も知っていた方がいい。
私は知らなかった、だからこそ知らない馬鹿に雇われていたのである。
類は友を呼ぶ、同じレベルの人にしか出会えない、などと言われるのも納得である。

まともな会社に勤めていれば、知らなくても損することはないけど、
私のように平社員待遇で中小企業に転職する場合は、
会社に入る時の段取りと確認すべきことを知っておく必要がある。

私は
高卒で
転職が多く
大したスキルも
マネジメント経験もない

転職活動を初めて2週間で内定が出たが、
大企業やまともそうな会社は書類選考で全落ちしており
正社員だけど、正直たいしたことない。

たいしたことないと自覚しているから
自分の身の丈に合った生き方として
一生平社員で生きていくと決めている。

それは恥ずかしいことではない。
ただ、自分が決めた生き方に必要な知識を習得して
自分を守れるようにしていればいい。

例えば、一生独身でいるなら
その生き方に必要な知識を習得して
自分を守り、自分の責任を果たせればよい。

一人暮らしをするならば
家計管理能力を身に着けて
固定費を延滞しないこと。

一生サラリーマンでいる予定なのに
労働条件通知書を知らないなんて
入社前に就業規則を確認する権利があることを知らないなんて
いい年して恥ずかしいと思った。

今朝一番に、口頭で内定をもらった会社にメールで
労働条件通知書を書面でもらうこと
就業規則を見たいこと
を連絡したがリアクションはない。

もしこの転職を失敗しても
これからの糧にしたいと思う。

無知は恥ずかしいことではない。
無知である自覚がないことこそが恥ずかしい。

それは例えば
無名の中小企業の取締役から
零細企業の社長になっただけで
万能感感じちゃって
「私頭いいから」
と言ったりすることね。

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