おかげの麻油鶏(ﾏｰﾖｰｼﾞｰ)

danchu・web版、有賀薫さんのスープレシピ。
【煮込むだけで絶品！台湾の薬膳スープ“麻油鶏”】とある。ある時、偶然目にしたこのスープがずっと気になっていた。

明日作ろう！が、休日に作ろう！になり、来週作ろう！が、来月作ろう！と徐々に後ろ倒しに。

立春を過ぎて尚、寒さが本気を出している。
一カ月ぶりの寒波が襲う今日。
晩ご飯は豚汁を作ろうと決めていた。

仕事帰りに足を運んだスーパーで生姜が目に入る。
いつもよりちょっと安い。

生姜かぁ〜……
生姜が安くてもなぁ〜……

と、一度売場を過ぎたのだけれどその時ふと件の麻油鶏のレシピを思い出す。

シンプルな材料！料理においてとても重要。

あ……生姜が使うやん！
豚汁やめ！今日こそ麻油鶏や！

野菜売場に引き返し生姜をかごに放り込む。ちょっと足りなさそうな清酒も。

しかしここで問題発生。肉売場で骨付きのもも肉を探すものの見当たらない。骨無しのもも肉にするか、骨付きの手羽元にするか。しばらく考える。

有賀さんの記事には「骨からの旨味」とあったな。
………よし、今日ひとまず手羽元にしよう。

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ちぎれそうになる耳を押さえながら、帰宅した。
よ〜し！やったるで〜！！

作り方もシンプル！嬉しい！！

生姜二かけをスライスし、ごま油で色付くまで火を通す。生姜×ごま油のスパイシーで香ばしい匂いが充満。換気扇を回すのが惜しいぐらい、いい匂い。ビニール袋に集めてずっと吸ってたいぐらい。(発想が昭和)

生姜を取り出し、鶏肉を焼き付ける。
鶏肉がいい感じになれば、生姜を戻し入れて酒と水も追加。そこからは煮込むだけ。

私は長ネギもプラスして、味付けも塩を先に入れてみた。

初、麻油鶏！！

これは……！！美味すぎる！！！！
あんなに簡単なのに、こんなにシンプルなのに、なんちゅう美味しさ。

しかも身体もぽかぽか〜。幸せやなぁ〜。

ずっとずっと後回しになっていた理由は、一番美味しく感じるこの寒波を待っていたからかも知れない。(ただのぐーたらやろ)

実際この寒さで「食べて温まりたい！」と思えたのだし、おかげさまとも言えるよね。

次はちゃんと骨付きもも肉を買って、完成形に近づけるとしよう。

はぁ〜、それにしてもホンマに美味しかった。
もう明日にでもまた食べたいぐらいです。