留学 1ヶ月目
イギリスに来てから約1ヶ月がすぎた。本当はこまめに感じたことをここに記録したかったんだけど、何も書けなくてこんなに時間が経ってしまった。
この1ヶ月間で感じたこと考えたことが多すぎる。生活というのは思っているよりもずっと要素が多い。留学に来る前は生きていければ良くない?と思っていたけど全然そんなことはなくて、生活の中で小さな不便さや諦めが積もっていくことがとってもストレス、日本にいた時の不自由ない暮らしがとんでもなく恋しくなってしまう。
元々ヨーロッパの生活に憧れていたんだけど、実際は総じて日本の方が良い。気遣いの行き届いていない感じとか、清潔感のなさとか、いい加減な感じとか、全てに首を傾げたくなることばかりで、私は何に憧れていたんだろうなと思う。街並みや建築や文化が素晴らしいことは確かだけど、最初の方は特にそんなことに感動している余裕はなかった。
大抵のことは慣れると自分に言い聞かせてきて、確かに慣れてきたとも思う。敵に見えていたものが味方に見えてきたり、人の優しさに触れたり、助けを求めれば案外人は親身になってくれることがわかったり。
街を歩くのも楽しいということがわかって、時間がある時はできるだけ外に出るようにしている。寮は色んな人がいるから、部屋にいてもなんとなく疲れてしまう。もちろんいい人もたくさんいるんだけど、ずっと色んな人と同じ建物で過ごすのって疲れる、一軒家に住んでたのもあるのかも。
外に出れば新しい発見が必ずあって、嬉しいこともあって、それよりは低い確率で嫌なこともある。最初の方は些細なことですぐに落ち込んでいたけど今は気にしなくなってきたと思う。もう二度と会わないような店員さんやすれ違った人の態度が悪かったとしても、その場限りのことだし、自分は悪くないし。
一番日常的に意識させられるのは自分がマイノリティであるということ こんなにも肩身の狭い環境に置かれたことはないし、言語的にも文化的にも私のような存在が想定されていない場所で生きるっていうのは想像していたよりずっと辛いことなんだなと思う。当たり前のことだけど、注意書きも商品説明もアナウンスも全部英語で、そこを理解するためにワンクッション置かなければいけない私にとっては不安だし不便。
自分が弱い存在になっていることを嫌でも毎日実感させられて、状況を改善するには自分から行動したり努力するしかないというのは結構苦しいかも 全てを大袈裟に書きすぎだし、考えすぎだし、もっと気楽に生きられればいいなと思うけど、内省し続ける限りこの思考はやめられないのかもな〜
たまにいる、留学に対してとっても前向きでモチベーションが高いタイプの学生ではないから、自分で選択したくせに弱音ばかり吐いている。ああいう、与えられた時間精一杯なんでも楽しんでやる!みたいなテンションの人には本当に尊敬しかないし、時間を有効活用できているんだろうな 私ももっと積極的になるべきなのかなとも思う。
ぐちゃぐちゃ書いていたらすごく暗い内容になってしまったな〜、毎日目の前にあることを消化するのに必死なくせに考える時間が多すぎる うまくやっているようで別に何かうまくできているわけではない 成長は感じるけどまだ楽に息ができるわけではなさそう。