スウェーデン家庭料理ってどんなもの?北欧在住の私が愛してやまない日本では知られていないスウェーデン伝統のサーモン料理3選。
北欧といえばサーモンの本場。日本ほどではないものの、魚介に親しむ北欧の国々では魚介料理もいろいろとあります。特にサーモンを使った家庭料理はバリエーションも豊富。スウェーデン在住4年目、サーモンをこよなく愛する筆者がサーモンを使ったスウェーデンの家庭料理を紹介します。
Laxpudding : サーモンのプディング
サーモンのプディングはスウェーデンの家庭料理の中でも最も親しまれている料理の一つ。サーモン、ジャガイモ、玉ねぎを卵液で焼き固めたもので、作り付けオーブンが一般的なスウェーデンの家庭では作りやすいとても家庭的な料理です。
おそらく日本人の叱咤にも合う味わいの一品です。材料も手に入りやすい物ばかりで、調理も特別難しい工程もなし。基本的には材料を切って卵液を注いでオーブンに入れるだけです。
卵のふんわりとした食感の中にホクホクとしたジャガイモ、甘みのある玉ねぎ、そして脂の乗ったサーモンの旨みが素朴に合わさって優しい味わいのスウェーデンらしい魚介料理です。
↓"Laxpudding"の作り方はこちら↓
Lax med romsås : サーモンの魚卵ソース
"Lax med romsås"は非常に"スウェーデンらしい"料理の一つ。グリルしたサーモンに"romsås(魚卵のソース)"をかけて食べるリッチな味わいの一品です。
海外では魚卵は食されないなんて話はたまに聞く話ですね。その真偽の程はとりあえず置いておいて、実はスウェーデンでは魚卵は食材として一般的なものなものです。
こちらの料理に使われる"romsås"はサワークリームをベースにしたクリームソースに"röd rom(赤い魚卵)"を混ぜたものです。サーモンに特に相性の良いソースですが、他の魚介にも合わせられる万能ソースです。
↓"Laxpudding"の作り方はこちら↓
Inkokt Lax : ポーチド・サーモン
最後の一品は少し変わり種のサーモン料理です。数種類の調味料やハーブ、
お野菜を合わせたビネガー液を使ってオーブン調理する一品です。
感覚的には南蛮漬けと少し似ていますが、サーモンを揚げたりはせず、作り方自体は大分異なります。お酢を使った料理なので基本的にはさっぱりしていますが、仕上げにクリームベースのソースをかけるのはさすがはスウェーデン料理ですね。
↓"Inkokt Lax"の作り方はこちら↓
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