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動きの根源は揺れとリズム

身体は不安定だ。それが人の本質。

肩が広く、上部が大きい卵型の構造。両足を揃えて立てば、自然と揺れる。足を開けば安定する。だが、それは本来の姿じゃない。

揺れる身体の中は流動的になる。
身体は皮膚で覆われた水袋。
足を開けば、その流動性は失われ、身体はただの塊になる。揺れることこそが動くことであり、生きることなのだ。

それは、生まれてから24時間、私たちの身体は絶え間なく動いている。心臓、内臓、脳、感覚器官、免疫器官。全身を巡る血液と神経。だが、人はその動きを感じない。

揺れる=動く=生きる。これが人間の本質。

そして、この揺れはリズムを内包している。心臓の鼓動、歩く足音、呼吸の音。すべて同じリズムを刻んでいる。

面白いのは、このリズムに音痴はいないってことだ。スポーツやタンゴが不得意な奴がいるとすれば、それはこの自然な流れをどこかで止めている。

リズム音痴になるのは、自然に起きる揺れを
自然を邪魔する何かがあるからだ。社会の枠組み、他人の目、自分への先入観。それらが人の中にある本来のリズムを歪めている。

だからこそ、この揺れとリズムを動きに活かすべきだ。揺れをコントロールし、リズムを取り戻し、その力を引き出す。それが動き続ける生命。

身体の揺れを感じ、その中にリズムを感じる。そして、その揺れとリズムと共に生きる。

人は揺れる存在だ。そして、リズムを持つ存在だ。それを忘れるな。自然の流れに身を任せる。
そこに本当の力がある。

Abrazo GYU
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