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「50:50の世界」良い関係を作りエネルギーを生み出す方法

本日の話題は、アルゼンチンタンゴ、合気道の稽古、そして日常生活で見出した「50対50」というバランスについて、さらに深掘りしていきます。この概念は、相手との深いコネクションを築く上で非常に重要です。そして、このバランスを維持することが、私たちの日常生活や人間関係、さらには競技においても大きな力となり得ることを、私は経験を通じて学んできました。

アルゼンチンタンゴを踊るとき、パートナーとのコネクションを深めるためには「中心軸」の理解が必須です。しかし、実際には私たちの体内に固定された棒のような軸は存在しません。それでも、「中心軸」は、回転や歩行をスムーズに行うために非常に重要な概念です。

この「50対50」のバランスについて、私が具体的に気づいたのは、物理的な力の均衡を考えた時でした。この発見は、ダンスだけでなく、合気道の稽古や子育て、さらには競技の場でも役立つことがわかりました。特に、合気道では、相手との接触時における力のバランスを50対50に保つことの重要性を学びました。先生の教えによれば、力のバランスが均等であることが、技の成功への鍵となります。これは、相手の強さに関係なく、技が始まる基点となるのです。

さて、私の経験からさらに一つ、重要な教訓を共有したいと思います。それは、最近参加したチケカップでの体験です。チケカップは、タンゴのコンペティションで、私にとってはプロフェッショナルとしての自負とプライドがかかっていました。しかし、残念ながら、予選で落ちてしまったのです。この経験は、私にとって大きな挫折であり、自問自答の時期を迎えました。

 そして、その挫折からのヒントが合気道の稽古で気付かされました。それはチケカップが終わった後、合気道の稽古に行った際のことです。
合気道の先生の教えで「相手とぶつかる時は力を50対50にしなければならない。相手がどれほど強かろうと弱かろうと」このことはタンゴでの力関係を無視した踊りに対しても同じだということが言われた瞬間気が付かされました。
50対50の力のバランスを均等に保つことで、真の技が生まれる。相手が上手い下手関係はない。50対50の関係を作ることなのです。

この教訓は、タンゴだけでなく、人生のあらゆる面で適用できるものです。相手に合わせ、その瞬間に最適なバランスを見つけ出すことで、我々は互いに理解し合い、共感を深めることができます。チケカップでの経験は、私にとっては一時的な失敗でしたが、それを乗り越えることで、相手とのバランスを保つことの真価を再認識する機会となりました。

「50対50」というバランスを心がけることで、私たちは予想外の力や可能性を引き出すことができます。アルゼンチンタンゴ、合気道、子育て、そして人生の挑戦において、「50対50」のバランスを見出し、実践することで、新たな発見や成長があることを願っています。

Abrazo GYU

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