2021/12/31 未来の大きな可能性

大晦日ですが、本紹介で今年を締めくくろうと思います。。

大阪大学の教授、藤井啓祐さんの著書、「驚異の量子コンピュータ:宇宙最強マシンへの挑戦」を読みました!

年末に、これまでのビジネス書のような紹介とは打って変わって、今回は学術寄りの話になります。

量子コンピュータ、聞いたことはあるけどどんなものなのかよくわからない、という方々が大半だと思います。

わたしたちが現在使っているコンピュータは、これまで確立されてきた古典的な物理学をもとに作られたものであり、いわゆる「古典コンピュータ」というものです。

対して「量子コンピュータ」は、物理学の中でも最近発展してきている分野、量子力学を利用して作られたコンピュータです。

古典コンピュータよりも複雑性や計算スピードなどの観点ではるかに凌駕するものと期待されています。

。。これでも分かりにくいですね。。笑

普段使ってるPCが動く上で計算だったり動作制御をしているわけですが、その背後にあるアルゴリズムが大きく変わるわけですね。

この量子コンピュータの登場により、かつて自動車や飛行機が誕生して世の中が大きく変化した時のようなことが起こるかもしれないのです。

量子コンピュータはその発展スピードは凄まじいものがあるものの、使いやすい形になるにはまだまだ課題が山積しています。

ただ、古典コンピュータやインターネットは、19世紀から今に至る数十年〜100年弱の間に、常識を覆すような発展を遂げて、日常生活を支えています。

同じことが量子コンピュータにも言えて、数十年後には利用しやすい形となって、まずは他の産業における研究開発などに利用されるなど、用途が広がっていく未来が待っています。

飛行機で例えると、今の量子コンピュータの進歩は、ライト兄弟が飛行実験に成功し、その後様々な試行をしている段階にあるようなものだそう。

難しい内容も含まれていましたが、理系人間からすれば夢のある話が描かれていて興味深く読むことができました!

少し賢くなれた気がする、という形で締めくくります!

みなさん、良いお年を!

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