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あの頃。【今日も映画に救われて】
25歳地方住みポンコツOLの餃子2人前でです
今泉力哉さんが監督の映画
『あの頃。』を観ました
あの頃。
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わたしは今泉力哉さんの映画が
大好きなのですが
地方では上映してくれないこともあり
今までは東京などで観ていました
コロナ禍で東京には行きにくいし…
と思っていたらなんと県内の映画館で
上映!!!本当にうれしい…
『あの頃。』は
バンドマンをやんわり目指しつつ、
毎日をなんとなく生きていた
主人公があややに出会い、
オタク仲間と知り合い、
非凡だけど平凡でやっぱり非凡な毎日を
送っていく映画なのですが
アイドルと支え合う主人公というよりは
アイドルやアイドルを通じて出会った
仲間たちとのくだらなくて
楽しくて特別で
でも特別すぎない日常が
描かれているのが馬鹿馬鹿しくて
でもクセになりもう一回観たくなりました
今泉力哉監督の映画って観た後に
形容し難い感情を引きずり出されて
それが毎回毎回中毒になる感じが好き
いちばん印象に残ったのは
主人公があややの握手会が当たったシーン
オタク仲間が主人公の家に来て
シチューを作っているときに
当選の手紙が来るのですが、
主人公が当たったことを実感できていないのに
オタク仲間が作ったシチューが不味くて
あややに会えることを
現実だと噛み締めつつながら
シチューを不味い不味いと言い
泣いたり笑ったりしながら食べる…
ここのシチューって普通に美味しければ
さらっと流れる気がするのですが
不味いことによって
日常の中にある非日常というか
現実が強調されているように感じました
そして泣いたり笑ったり
また泣いたりまた笑ったりする
主演の松坂桃李さんの表情も際立ってました
全体的にこんなにも
くだらなくて馬鹿馬鹿しいのに
画面内や画角や映像が綺麗で
それがやっぱり過ごした日々の
特別感を演出していて
素敵な映画でした
今泉力哉監督の映画は
4月9日にも新しく公開されるので楽しみ
こちらはコロナ禍で延期されていた映画で
ずっとずっと待っていました
『街の上で』早く観たい