日記 生活を共にするタイプの女ではない
8/23(金)
さくさく仕事して19時前に上がった。
美音さんと初めてのご飯の日、新宿麻辣湯に行く。
いわゆる日記界隈の人と会うのは初めてだった、私も日記界隈の人間であるんだな、、
少し待たせてしまいダッシュで向かっていたら、途中で美音さんを追い越してしまった。
慌てる美音さんに早歩きしないで、急いだら負けゲームですと伝えたらだめです、競歩オリンピック優勝しましたと返ってきて可愛かった。
美音さんが日記に書いていたうなぎパイの強い版と使い道のない蓄音機型の鉛筆削りをお渡しした。
とっても喜んでもらえて嬉しかったけど、蓄音機に値札シールが貼られたままであちゃ〜と思った。
私が放り投げる言葉すべてが美音さんを傷つけませんようにと思いながら話す。
美音さんがじゃあこれも聞いちゃおっかな〜といろんな質問を繰り出してくれてはぁ?可愛いが?と思った。
私の誕生日周辺のバカウケ限界ウィークをとても怒ってくれていて、ダイスケ!最悪!来世で20代からハゲればいいのに!!と言っていてすげぇ鋭利な呪いじゃんとゲラゲラ笑った。
麻辣湯をもりもり食べて、でもまだ一緒にいたくて夜パフェのお店に行く。も、バカ行列で諦める。
ので、美音さんが図書館で借りた本にクーポンが挟まっていてこんなの運命じゃん!となった喫茶エジンバラに行く。も、バカ行列で諦める。運命じゃなかった。
結局スタバに行き、新宿周辺をぐるっと散歩した。
何かを食べても食べなくても、座れても座れなくても仕事とか恋愛とか好きなものとかの話をしていられたらそれでよくて、また会ってほしいなと思った。
ちゃん付けで呼ばれたいよねという話。
私付き合ったら絶対に美音ちゃんと呼ばせますと言っていてとてもよかった。わかるよ。
日記の人たち、みんな律儀に私のこと日記。さんと呼ぶんですよね〜と言っていてウケた。私はこれから美音ちゃんと呼ぶ。
今度パン屋に遊びに来てねと言って解散。最高な華金。
8/24(土)
学生時代の友人たちと伊東のエアビーに泊まりに行く。
朝6時集合を難なくクリアして(私は10分遅刻した)大人になったなと感慨深かった。
前にも一度このメンバーで伊東のエアビーに泊まったねという話をしたら6年前だった。24歳、、
え、ていうか我々出会って10年以上経ってるのでは、、?ということに気付き怖くなる。
一碧湖に行って汗だくでぐるっと散策したあとに猫博物館というネコチャンを撫でられる最高施設に寄ってから海鮮丼を食べた。
一碧湖にはまるっとしたアヒルがいたしネコチャンは可愛かったし海鮮丼は食べきれなかった。
川の終わりと海の始まりの結合部みたいな場所に行く。
海に行くと必ず濡れに行く兄妹みたいな二人が、今回も例に漏れずバシャバシャ水を掛け合って最終的に全身水に浸かってぷかぷか泳いでいて面白かった。
それを動画に収める長男然とした友人とけらけら笑いながらひとりで川遊びを楽しむ私、四者四様
夜はエアビーの庭でBBQ。正確にはガールズは涼しい室内でカレー作り、メンズは庭で暑さと煙に耐えながらひたすら野菜を焼く。優しいね〜
この人たちがいなかったらきっと私の人生にBBQなんて存在しない、ありがたいわねと思った。
夜は爆速で寝た。
8/25(日)
それぞれ予定があったので朝早く出発、モーニングを食べてから解散した。
午後は劇場時代のラブ後輩キリタニさん(仮名、愛おしさ大爆発)とCLAMP展に行った。
CLAMP展を出て、表参道のカフェに移動。
キリタニさんにはユキという高校時代からの親友がいるのだけど、ユキが最近付き合い始めた4つ年下(22歳、大学生)の彼氏の悪影響をモロに受けて嫌なやつになってしまった!と憤慨しながら落ち込んでいた。
特別な相手への違和感、怒るというよりも悲しいよねと言ったらそうなんですぅ、、と頭を抱えていた。
キリタニさんに、朱音さんは〜根明の陰キャ!根が明るいのに陰の部分も持ち合わせてるから私みたいな卑屈でこじらせてる故に表では明るく振る舞ってる根暗の陽キャタイプの心中も察してくれるし、この卑屈さをウケる〜って笑ってくれるから救われる、あの劇場には卑屈こじらせタイプばっかりいたから朱音さんとの相性がすこぶるよかった、と早口で説明されてゲラゲラ笑った。
朱音さんがいかに素敵な人間か、私がどれだけ朱音さんみたいになりたいと思ってるか、ということを必死にお伝えしてくれるのでうんうんありがとう愛してるよの顔で聞いてたのだけど、最終的に「でも〜絶対に付き合いたくはないです!!!!」と断言されて膝から崩れ落ちた。
えっ今の話の着地点絶対にそこじゃなくない!?と手叩いて笑った。
生活を共にする女じゃないというか、、とも言われた、致命的じゃん
みたいな話をしてたら視界の端を黒い何かが飛び去っていったのが見え、瞬間的に振り向いたらバカデカいゴキブリだった。
店員さんがすみません!!と言いながらティッシュを何枚か持っただけの素手でそいつを即座に仕留めていて、店を守る者としての覚悟を感じた。
にこにこしながらご迷惑をお掛けしました〜!と裏に捌けていって勇者の背中だった。我々一同アッ、、しか言えなかった。
今年もふたりで旅行に行く。
遠い予定ってつまりは未来の確約だから、もりもり増やして生きていたいな〜〜
靴ひもがほどけてたかがそれだけで会いたくなってばかみたいだな #tanka