とんでもないヤリモクに出会った話【マッチングアプリ体験談 #05】
前回のあらすじ
マッチングアプリで会った人4人目は、告白されたけれど、
地獄のカラオケ事件があって、お返事をすることなく終わった。
↓地獄のカラオケ事件が起こった体験談はこちら💁♀️↓
私がマッチングアプリへ微かに抱いていた期待値はダダ下がり😇
今回はそんな中、さらに期待値を削ぐような面白いヤリモクと出会ってしまった。
もはやぶっ飛びすぎて私の鉄板トークとなった。
ありがとう、ヤリモク。
さよなら、ヤリモク。
お相手はどんな人?
グルメ好きな歳上の彼。
顔は横顔でよく見えないが、プロフィール文がすごいしっかりしている。
得意料理はオムライスで、子供好きらしい。
仕事はお堅めな仕事。しっかりしてそう。
メッセージでは食べ物の話をした。
お互いお肉が好きということで、話が盛り上がり、デートすることになった。
彼はおすすめのお店を予約してくれたらしい。
しごできじゃん、、、、🫰
ただ、どこのお店なのかは「当日のお楽しみ!」ということで教えてくれなかった。
さすがに前回に学んだぎょうざ大明神、人は簡単に信用しない。
まだメッセージをしているだけで、信頼関係は築けていない。
ワンチャン、飲食店じゃないところに連れ込まれて、
襲われたり、宗教とかやばめなビジネスとかの集会だったらどうしよう……
という一抹の不安を抱いているところ、彼から電話のお誘いがあった。
はじめての通話
アプリの人と電話で話すのははじめて😳
どきどき😳
夜約束した時間に電話がかかってくる。
彼は明るく、話しやすかった。
いつから恋人がいないのかや、何故別れたのかなどを話した。
そして、予約したお店のジャンルだけでも教えてほしいと言った。
和食らしい。
「変な集会連れてかれたらどうしようって思ってた〜〜〜!!」
というと、彼は大爆笑。
その恐れはなさそう…?
そんな彼は、
「人は出会って5分で、付き合えるか付き合えないか、ありかなしかがわかるらしい」
と言っていた。
直感というやつ??🤔
なるほどなー、と思った。
たしかにマッチングアプリで異性と会った時、瞬間的にありかなしかで判断している節はある。
となると、第一印象ってやっぱり大事だ。
短い時間で話す予定だったが、その日は結局長々と話してしまった。
デートは火曜日の夜。
平日なので、仕事終わってから向かう。
デート当日
違和感
彼から、仕事終わるのが遅くなり、遅刻するとの連絡が来た。
お店をぶらぶらして時間を潰しながら、
到着予定時刻から「今から向かう!」という連絡が来た時刻を差し引き、
所要時間を計算する。
お互い行きやすいだろうから〜と渋谷を指定されたが、
職場から1時間くらいかかるのだろうか?
あれ??
住んでる場所も、
勤務地も、
東京じゃなかったっけ??
勘の良いガキ発動!!🕵️♀️
もし職場が蒲田方面でも渋谷まで1時間はかからないはず。
もし職場が八王子方面にだったら新宿、
埼玉方面だったら池袋赤羽あたりを指定してくるはず。
あれれ?となりながら、待ち合わせの場所へ向かう。
「ぎょうざ大明神?」
顔を上げると、
何も荷物を持たずに、第二ボタンまでワイシャツを開けた人がいた。
え……??
社会人だよね??
ワイシャツを第二ボタンまで開けるの??
ださくない……??
しかも手ぶらなの??
仕事終わりじゃないの??
え??
なぜ……??
「あ、、、、〇〇さん??」
衝撃がすごいせいで相手の名前をど忘れして、間が空いてしまった。
スーツズボンにワイシャツの彼は、
「こっちの方だよ!」
と、両手をポッケにつっこみながら、お店の方へ案内した。
え、なんか、めちゃくちゃださい………???
個人的に手ぶらなのが信じられなくて、
もしかしたら先にお店行って、そこに荷物置いてきて、迎えにきてくれたのかな??😳とも思った。
そんなことはなかった。
初デートくらい身だしなみしっかりしてきて欲しかったなぁ。
坂道を登る。道玄坂。
あれ?怪しい道だ。
一歩入ったらホテル街に位置する居酒屋に入る。
いや肉バルじゃなくて日本酒バルかい!!!!!!!!
予約していただいたのは大変ありがたいのだが、
メッセージでお肉が好きという話をして、ご飯に誘われたはずである。
お肉だと思うじゃ〜〜〜ん!!
お肉の要素はほぼゼロ。角煮くらい。
しかも、驚くべきことに、
私はプロフィールにもメッセージでも通話でも、
お酒が飲めるだとか好きだとか、
書いていないし言っていないのである。
特に日本酒の話は一切出てこなかった。
そこで辿り着く答えは1つ───
潰しにかかってきてる???
こいつぁ一本取られましたわぁーーー!!!🤦♀️
そこで、
絶対にヤりたい男vs絶対にヤらせたくない女
の戦いが勃発するのである👩🏻⚖️カーーーーーン!
ちなみにちゃんと仕事終わりらしい。
服はスーツだけど、スマホと財布だけポケットに入れて、手ぶらで会社に行く人もいるんだね。
いやハンカチくらい持ち歩いてくれ。
ダイバーシティ(?)だ。
会話
お互い何故恋人と別れたのかなどを話したり、
自分の恋愛観や結婚願望について話した。
彼から、以前は合コンとかしまくって遊んでいた話、セフがいた話、浮気をした話を聞かされる。
昔の自分モテました、チャラかった武勇伝アピール。
この話をされた時点で、私の心のシャッターは閉店ガラガラである。
もしかしたら今後付き合う可能性あるかもしれないのに、過去の遊び自慢とか、信用を失くすような情報はいらないのでは…??🤔
こういう話をされてしまうと、もう私の中では恋愛対象ではなくなってしまう。
「もう年だからそろそろ落ち着きたいんだよね〜。
占い師に3年以内に結婚するって言われたから、
ぎょうざ大明神かもしれないね!😄」
「なんでマッチングしたの??俺の顔タイプなの??😄塩顔ってよく言われるんだよね〜〜」
心のシャッター閉店ガラガラの私は、愛想笑いで流すことしかできなかった。
ちなみにアプリの写真は、顔がよく見えなくて、完全にプロフ文で釣られた。やられた。
「顔じゃなくてプロフ文かな〜」と言ったけど、よくよく考えたら失礼なこと言ってて草🌱
ちなみに勤務地と居住地は、アプリ上は東京だったが、ほんとは隣県だった。
話を聞く限り、アプリの年収も盛っている。
嘘まみれじゃんか!!!!
距離感
カウンター席で横並びに座っているが、だんだん距離が近くなってきているのを感じた。
彼は私の手を握ってきて、こう言った。
「自分達は相性いいと思う、こうやって手繋いでも違和感ないでしょ??😄」
「あー、ご飯食べれない」
私はマジレスを返す。
違和感と嫌悪感しかないんだよなぁ……
手を握る以外にも、二の腕や肩を触れてきたり、ボディタッチが増える。
「人は出会って5分で付き合えるか付き合えないかがわかる説、会ってみて…付き合えると思ったよね!証明されちゃったね!😄」
「こんな距離近くても不快感ないし落ち着くね、もう付き合ってるようなもんだよね??付き合っちゃおう!😁」
「他の男と会わないで??withやめてほしいな〜😅」
キモすぎる、グイグイ来ないでくれ……
私は心の中でそう念じた。
仕事の飲み会よりしんどい。帰りたい。
「良い人がいたらすぐアタックしろ口説けってじいちゃんが言ってた!だから口説いてるんだ😄」
「周りもチラチラ自分達のこと見てるから、お似合いなんだと思う😆」
それはバチバチな台詞で口説きまくっているから、周りが面白がっているのである。
私はこの場にいるのが恥ずかしくなってきた。
口説き文句
そして一番恥ずかしかったのが、鰹の刺身が届いた時である。
完全に会話をする気がなくなった私は、食べ物に夢中になるしかなかった。
鰹の刺身、美味しそう。
鰹を見る私に対して、彼はこう言ったのだ。
「刺身キラキラしてるね、あなたの顔もキラキラ輝いてるよ😄」
人の言葉で鳥肌が立ったのは初めてだった。
聞いたことない口説き文句。乙女ゲームでも見たことがない。
鰹の刺身が一瞬で美味しくなくなった。
とんでもない風評被害である。食欲も失った。
そして、刺身のあーんを強要された。
お刺身さん、ごめん。。。
ヤリモク確定演出
会話をする気もなくなってしまって、普段うるさいと言われる私でもだんまりになってしまった。
それを見た彼は何を勘違いしたのか、私の手を握ってきて、
「押しに弱そうだよね、強引が好きでしょ??リードするから俺に任せて??😄」
「色気あるよね。ドMでしょ??俺より変態でしょ??😄」
恐怖。
そして彼は、いろんな言葉を言い放つ。
「付き合うにあたって、体の相性って大事なんだよね〜〜😆だから、先に体の相性確かめたくて😆」
「今まで付き合ってきた人も、体から入ったんだよね😄」
「手を繋いでも違和感感じないし、体の相性もいいと思う😄」
一瞬「体の相性が大事っていう考え方の人もいるのか…🤔」と思ったが、
冷静にヤリモク確定演出だった。
最後、彼は私にこう言った。
「男が付き合えるか付き合えないかの判断は、結局たつかたたないか!!あなたはたつ!!😄」
!!!!!!??????!!!!????!?!!???!!!!?
「お、おう……」
としか返せなかった。
物理的にも色んな意味でももうお腹いっぱいになり、お店を出るとこにした。
お会計は、「前の彼氏とはどうしてた?」と聞かれ、「ちょっと多めに出してくれてた」と答えたところ、5:3になった。
前の彼氏を越えようとしないんかい!とは少し思った。笑
お誘い
お店の外に出ると、強制的に手を繋がれる。
ちなみに恋人繋ぎ。(鳥肌)
そして彼は道玄坂のホテル街の方へ私の手を引っ張り進む。
駅逆!!駅逆!!😬
「こんなとこ来ちゃったね。」
「まあ道玄坂ですからね〜、あっここよく行くライブハウ……」
「「終電まで時間あるし休んでこっか!!😁」」
はいきたーーーーーー🤦♀️🤦♀️🤦♀️🤦♀️🤦♀️
「え!!やだ!!!!」
ホテル街の中心で割と大声をあげて拒絶する。
「えーなんで!行こうよ!😚」
「やだ!!!そういうのまじで無理!!!」
「え〜そういうの早く言ってよ〜〜!次回ね!😂」
いやいや次回もねえわ🤬🖕と思いながら、
じゃあ公園で話そうと言われて連れてかれる。
彼曰く、こんなにお堅い人は初めてだったらしい。
断られたのも初めてらしい。
私が記録を破ってしまった、すまんな。
公園のベンチに座りながら、少し会話をする。
「たぶん付き合ったとしてもしばらくはそういうことしないな〜」
と言ったら、
「でも今度する時が楽しみになるね!😁」
どんだけポジティブなの…一線越えることは一生ないんだよな……
「今度自分の住んでるとこ遊びに来てよ〜😁」
あー、家に連れ込む的なやつね。
そもそも2時間かけて会いに行く価値を私は感じないな〜。
こっち向いてと言われて向くと、キスをされた。
いや女慣れしてる人のキス上手すぎんか???
と思いながら、これ以上先はやんわり拒絶した。
「手繋いだ相性もキスの相性も良いから、体の相性もきっといい!!😆」
2回目のデートを半ば強制的に立てられて、解散した。
最後に
私はメシモクではないけれど、
ご飯代割り勘した上でホテルに誘ってきたのは、すごい舐められてる気がした。
こうなってくると、私も意地を張る。
絶対にヤらせずに、逆にこっちが遊んで捨ててやろうと思って、LINEのやり取りを続け、通話もした。
しかし冷静になって、私は付き合う気はないし、
また2回目で口説かれまくったり、
ヤるかヤらないかの攻防戦を繰り広げるのが時間の無駄だと思い、
2回目のデートを仕事を理由にキャンセルした。
LINEのやり取りもやめた。
ぐっばいヤリモク、一生のネタをありがとう。
ヤリモクの一言一言は信用に欠けていたが、
「人は出会って5分で付き合えるか付き合えないかがわかる説」は本当にあるかもしれない。
私は第一印象で、この人なしだなと思った。
話してみたけど、その判断は覆られなかった。
恋愛において、第一印象ってやっぱり大事である。
今回のアプリ体験談での精神的ダメージは結構大きいけど、
切り替えてまた新たな出会いを探そう。
ちなみに彼とは秋に出会い、LINEのやり取りもそれ以来だったが、年が明けてザオラルLINEが来た。
「あけおめ!元気??😄」
私は既読スルーして、ブロックした。
以上、5人目のアプリ体験談でした。
その次に会った6人目も、中々の大曲者なのだが、
私の人生観や価値観とかを大きく変えた存在である────
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