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「猿の惑星」:小学生の僕が、やすやすと見破った衝撃のラストシーン

 SF映画の金字塔「猿の惑星」について書きます(この後ネタバレあり)。

 4人の地球人が、亜高速で宇宙旅行をしている。西暦3978年、地球から320光年離れたと思われる、オリオン大星雲の中であろう惑星に不時着する。
そこには言葉をしゃべる猿がいて、人間をしいたげている。
そして主人公は朽ち果てた自由の女神を見つけ、そこが地球であると悟る―。これがあらすじです。

 およそ40年前に、不肖と一緒に茶の間で見たであろう母も「あそこが地球だとは、さっぱり分からなかった」とのことでした。

 しかし、小学校低学年だった僕は、番組の冒頭から
「あそこは地球に決まってる」
と見破っていました。

 だって、猿がしゃべっていたのは英語だもん。

 「地球の、それもよりによってアンタがたの母国語である英語圏に帰って来たに決まっとろう。この船長何でそんなことも分からないんだろう」と思いながら見ておりました。

 妻は言下にこう言いました。
 「英語圏の人たちにとって、言葉イコール英語、英語イコール言葉なのよ」

 それで得心の行った僕は、アマゾンでDVDを注文しました。


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