まずは格好から
「見た目」が8割。
これは多分自分自身の意識にも関係してくると思っています。
新宿のちょっと外れにある、地下のおでん屋さんに行った時の話です。
お世辞にも綺麗とはいえないその店内は初老のイケオジが1人で営んでいます。
ひとり営業のためカウンター7〜8席とボックス2席程度だったでしょうか。
おでんがメインのそのお店は大繁盛店でした。
やはり同業、その繁盛の理由を知りたくなります。
様々な要素がありますが、大きく2つ。
理由は多分入って一発でわかります。
店主の「格好」。
制服はおでん屋には似つかわしくないビシッとしたコックコート。
髪は白髪とオールバックでダンディな髭。
まるでホテルの料理長です。
あの店主の格好から下手なものが出てこないであろう予感がビンビンします。
そして極めつけは看板商品の「生シラス」。
なぜかおでんではないのですがw
そのシラスはなんと毎朝その店主が湘南まで行って買い付けているとのこと。
そのことがメニューにデカデカと記載されています。
この2点はいわば店主の方の「覚悟」だと思うんです。
旨い料理人の格好をしたからには何がなんでも旨い料理を出さなければ、そのギャップでお客様はより一層がっかりするでしょう。
「毎朝買い付け」を謳ったら、今日は眠いから…なんていうことはできません。
最初に「側」を仕上げて覚悟をつくり、それに見合った自分に無理矢理していく。
スキルアップのスピードを高めるには格好からということを教わりました。
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