風穴
会社経営時代、会社の「ルール」に関してひとつだけやりきったと思えるものがあります。
それは
「小さな風穴でもすぐ埋める」
例えば、弊社には5分前出勤というルールがありました。
これに1秒でも遅れるようであれば烈火の如く叱りました。
スタッフによっては遅れて出社してから
「就業時間に間に合っているのだからいい」
という者もいました。
そんな時は
「今のルールを破る奴は、就業時間に間に合えばいいという「新ルール」もいずれ破る」
と言ったものです。
今でもたまに若い子と話すときにそんな話題になることがあります。
所属している組織の何かが嫌なのであれば
「変えるか、辞めるか」。
人生を豊かにするためにはその2択しか無いと私は思っています。
ただ、「変える」を選択した時には順番があります。
まずはその変えたいものを「守る」こと。
対人間であれば、必ず話の裏の焦点は「感情」です。
人間に関係することで達成したい何かがあるのであれば、まずはその人や組織に寄り添ってみることから始めるべきだと思います。
その過程で自分の過ちに気づく場合もあるし、より良い革新案が浮かぶこともある。
かつ人や組織の「感情」を味方にできます。
「風穴」をすぐに塞ぐことは、その後の大穴を防ぎます。
しかし1番大切なことは、その壁自体をうまく「疑う」ことだと思います。
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