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行仁の歩き方⑧相生町編
行人地区のことが少しわかってきた地域おこし協力隊にったです。
行仁地区内の町ではあまり大きくない
東京ドーム約半分ほどの広さの「相生町」ですが
(※地域おこし協力隊調べ)ここを「歴史と花の町」と名付けます。
その町内のなか野球場の内外野とほぼ同じ広さを占めるのが
唯一県内で自動車学科を持つ「会津北嶺高等学校」です。
いまは男女共学となり校舎も新しくなりましたが
もとは女学校として大正時代に創立された歴史ある学校です。
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もとの名称は「若松女子商業高校」ですが1981年に共学となります。
さらに2017年(平成29年)4月には「若松第一高等学校」から
現在の「会津北嶺高等学校」へと改称しました。
さて「歴史と花の町」と名付けたのには理由があります。
なんといっても市街地のド真ん中にもかかわらず
相生町には妖精が住んでいてもおかしくないような
プライベート庭園「デコルガーデン」があるからです。
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いつも庭師のお父さんが庭をいじっているのですが
訪れるたびに庭内にテーブルや椅子が増えて姿を変えているんです。
また咲き乱れる花の数も種類もどんどん増えているのは驚きです。
この日せっせと植えられていたのは「クリスマスローズ」。
お父さん曰く、花が咲くのは雪が解ける2~3月だそうです。
花が咲く日を思い描くその顔はなんとも嬉しそうに輝いてました。
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デコルガーデンのオーナーは
この庭がもっともっとたくさんの人が集まる
地域のかたがたの憩いの場になることを願っています。
その思いは庭内のそこかしこに飾られる
メッセージを伝えるボードからさりげなく伝わってきます。
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(ワシは撮らんとってとお父さんはチェアづくりに励みます)
さあ。
恒例の食事の時間がやってきました。
会津らしい料理を食べることをいつも熱望するにったにとっては
「歴史と花の町」での昼食は願ってもない機会です。
(なんちゅう気になる店名や)
そこで飛び込むわけにはいかなかったのが「会津鰊屋敷 太田」です。
店名のインパクトに加えてなんとも時代を感じさせる建造物。
食指が動かないわけないじゃないですか。
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いつもは質素な昼食を心掛ける地域おこし協力隊員ですが
この日ばかりは贅沢に「山椒丼セット」をいただくことにしました。
鰊の山椒漬け丼、棒鱈煮に、会津郷土料理「こづゆ」までついて1,320円。
(昨日は。よう働いたもんなぁ)
そう。前日に朝から晩まで働いた自分へのこれはご褒美なのです。
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そこまで働いて本当のご褒美にするなら
思い切って「鰊御前」(2,530円)に振り切るべきではなかったのか。
そんな後悔がいつまでも消えずに相生町を後にする
情けないばかりに貧乏性な地域おこし協力隊員でした。
周りに広がる新興住宅街とは一味違う「歴史と花の町」
相生町の奥の深さがわかるにはまだまだ時間が要りそうです。
もう少し時間をかけて歩いてみよう。