社会人から見る学生時代
休日はいつも何をしているだろうと考えるが、すぐに思い浮かばない。
私にはいろんな趣味がある。学生時代にしていたギターの弾き語りや、キャンプ、高校時代にハンドボールをしていたので、体力づくりのために通うジム、社会人になって始めたゴルフや草野球、たまにカフェで本を読んだり。大学の友人たちと年に数回旅行に行くのも楽しい。
自分が休みの日にやりたいことって、振り返ってみるとやはり学生時代に打ち込んだものが多いなと思った。
高校時代
高校ではハンドボール部とフォークソング部に所属していた。
弾き語りの部活は、定期的な活動はなく、好きな日に好きな人が集まって、校舎の中庭で各々ギターと歌を練習してた。
ハンドボール部は毎日ハードで、日々の練習に汗を流していた。
そのおかげもあってか、会社でよくあるスポーツ大会やマラソンなどに出場するのもそんなに苦ではない。あの部活で鍛えられた、という自信が30歳目前にしてもまだ私の中に残っているからだ。
大学時代
大学では歌を歌うことが好きで、大学になかった弾き語りのサークルを立ち上げた。高校生の時に、文化祭前の練習で先輩が歌ってくれたハナレグミがずっと忘れられなくて、今でもハナレグミの歌をよく聞くし、歌う。
大学でサークルを設立したのも1年生が終わったころで、あの楽しかった思い出や、自分の中で芯になっていることが、サークル設立に向けて背中を押してくれたように思う。
社会人になって
こうして振り返ると、今の自分の休日を彩るのは学生時代に打ち込んだことばかりである。
旅行やキャンプも大学時代の友人と、バイト代をかき集めたお金で貧乏旅行に行ったのが楽しくて、今でもみんなが集まる。
社会人になって新しいことに手を出してみたが、一緒にしてくれる仲間もおらず、打ち込むまでに至っていない。
お金も休日の時間も、学生のころと比べると十分あるはずなのに、結局はこれまでの学生時代にのめり込んだことを引き続きやっていくのだろう。
学生の頃は思ってもみなかったが、時間と気持ちを込めて活動していたことが、これからの自分の自信にもつながり、余暇の過ごし方にもなる。
「学生に戻れるとしたら?」
学生時代には十分満足しているので、戻らなくてもよい。せいぜい、もっと外見に気を使い、自分に自信を持ってたくさん恋愛したかったぐらいだ。いや、それだけがめちゃくちゃ後悔していることである。
今の学生に今の私がこの質問を受けたら、「将来のために、自分の好きな事、打ち込めること」を探せ!という。理由は上で述べた通り。
今が楽しい為でもあるし、生涯において「楽しいと思えること」を見つけるための種まきをしておく必要があると思う。
外見に一切興味がなかったので、社会人になってどんな服を買えばいいのかさっぱりわからずUNIQLOに通い詰める大人になるぞ、と過去の自分に伝えても良いかもしれない。
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