はじめてのオンラインイベントで高評価をいただけた理由
2020年、全国的に35%のイベントがキャンセルになったそうです
また、オンラインイベントに切り替えて開催した約7割がオンラインイベント未経験のなか開催をした、というデータがあります
私自身もオンラインイベントの主催は経験が無く、運営メンバー全員がそうでした
そんな中でもオンラインイベント開催に踏み切り、今までの開催で1番の高評価を頂くことができました
オンラインでも素晴らしいイベントができるし
人と人の繋がりの新しい形に可能性をとても感じました
イベント開催が大好きな方やイベントを開催してみたいと思っている方に
こんな今の状況でも諦めずに人と繋がることにワクワクして、新しい方法に踏み込んでいけるように
ちょっとでも私たちの経験が届いたらいいなと思って書きました
リアルイベントの始まり
私は3年前から都内を中心に、歯科予防を考える多業種交流会イベント「歯スティバル」を主催してます
1年前2019年の12月、代官山で開催した後、「1年後に第4回を開催します」と参加者の皆様と約束し新たな年を迎えました
2020年、夏が過ぎ開催に向けてのスタートをする時期が近づいてきましたが、またリアルイベントを開催するにはリスクがある状況が続き、約束の1年後の開催を決断するには時間が無くなっていました。そのため8月、9月はどうするべきか凄く迷っていました
ですが、結果的に「オンライン開催」を決断し
満足度5段階評価で、参加者のすべての方から1または2の高評価を頂けたオンラインイベントを開催することができました
歯科予防を考えるイベント、という一風変わったイベントですが
毎回、多くの方に参加頂いていて
同じ志を持った方に共感して頂き、集まることができていました
しかし、今回リアルイベントの開催が厳しいなか
オンラインイベントを決断したことでの大きな課題は
歯スティバルが大事にしているのが「交流」「体験」であり、
ただの勉強会やセミナーを開催するのは全く目指してなかった点です
会えない、集まれない、となれば
歯スティバルが大事にしていたことが出来ないのではないか
なら、開催しても意味が無いのかな
そんなふうに考えることもありました
それでも、1年後開催の約束を果たしたい。
ただ、それだけは守らないといけない。と思ってました
なので、オンラインでも出来る「体験」や「交流」を実現させる方法を考えチャレンジしました
体験を実現する
歯スティバルでは毎回、ランチタイム・歯磨きタイムをイベント内で設けて
食の体験と歯科の体験を参加者と共有していました
ランチタイムは、イベントの開催が毎回10時~16時頃だったので皆、途中でお腹すいてしまうし、運営メンバーもご飯食べる時間を取るのが難しいしどうしよう、と考えていた時に
「せっかくなら皆でご飯食べようよ」というアイデアから生まれました
歯科予防にも食事のアプローチは欠かせません。なので、管理栄養士が考えた「歯に優しいごはん」を伝えながら一緒に食べるという体験を作っていました
たくさんの人とご飯食べるのが好きで一緒にご飯ができる空間を作るのは私にとって重要でした
このランチタイムをオンラインで実現するために、オンラインランチタイムをする事にしました
方法は、食品を事前配達して、当日運営メンバーと同じものが食べられようにしました
第2回の開催からずっと、色とりどりの産直野菜を届けてくださった
HACARIさんのサブスク調味料「KAKERU」をお届けし、サラダは各自用意してもらうことで、オンラインでも「いただきます」を皆で言うことができました
そして、歯ブラシもお届けしました
歯ブラシももちろん歯科予防に大事なアイテムです
歯ブラシは1本1本特徴があり、デンタルグッズの面白さを知ることができます
今回はインスタ映え歯ブラシと言われ、最近はDaiGoさんも使っていると話題の「CURAPROX(クラプロックス)」と予防歯科先進国スウェーデン産の「tepe(テぺ)」
口に当てるだけで違いがあったり、
ヘッドを触って比べるだけでもその違いを感じて
自分にとって最適な歯ブラシを見つけることができます
交流を叶える
そして次に、交流です
オンラインでオフ会などに参加したことがある方は経験があるかもしれませんが、オンラインで参加者同士が十分に交流するには人数が多すぎてもうまくいきません
6人位が最適人数で、10人も居たらなかなか大変です
なので、zoomでは大人数の参加者がいる場合にはブレイクアウトルームという機能で参加者を小さなグループに分けることができます
ですが、これは人数×回転数×持ち時間を考えると1回あたり十分な時間を確保するのが難しく、同じイベントに参加してるのに分断されてしまう為やめました
そこで交流はチャットを使うことにしました
実際イベント中チャットには終始、質問の嵐で、話す度にたくさんの質問を参加者の方から頂きリアルタイムでお答えする事で、満足度を高めることができたと思います
また、チャットにたくさんのURLやファイルも送り、必要な情報や補足情報を沢山お渡しできました
リアルタイムで拾い切れなかった内容はチャット担当者が、チャットでも返すことですべての質問にお答えできたと思っています
チャットのメリットは、誰でも自由に質問ができ、気軽な言葉でできることです
話を聞いて、相手の事がわかって質問が出来るので
リアルタイムの質問で会話をしているような感覚で
交流しながら、理解を深められたと思います
質問ある人は手をあげてくださいーと言われるより
YouTubeライブにコメントする方が気軽にできますよね
また、個別チャットをすることでSNSを紹介し合うなどで繋がりを実現しました
多業種交流会イベントと言っているのには、理由があって
人が集まって何かをするなら
そこに期待するのは誰かと繋がること、出会いがあることだと思っています
新しい出会いが人生を変え、支えになることはとても多いです
特に栄養士業界、歯科業界など職種によって明確な枠があり
互いに関わりを持つのが難しく、なかなか機会がありません
なので、多業種との関われるきっかの場をつくることが歯スティバルの1番の目的です
歯スティバルをきっかに出会い、SNSで繋がってイベントが終わった後、何かが生まれたり、始まったりすることの方が重要で大事なものだったりすると感じています
これからもイベントを
ここまで、歯スティバルがどのようにオンラインイベントを開催したのか書いてきましたが
セミナーや勉強会はもうすでにオンライン化は進み大学の授業もオンライン化が当たり前になるかもしれません
実際、私は勉強であればオンラインで十分だと思っていて、本当にこの変化はありがたいと感じてます
ですが、学校では授業だけでなく同じクラスの人と関わり、出会いがあってこそ楽しく、かけがえのない時間だったはずです
イベントも参加者の方、運営メンバー、すべての関わってくださる方に伝えたいことがあり、同じ体験をして、一緒に楽しんでもらうことができる場を目指していると思います
人と人とが出会うこと。どんな状況であってもその機会に溢れた世界であっったらいいなと思います
オンラインであってもきっとそれは実現可能だと、今回感じました
たくさんのオンラインイベントが増えて、繋がり続け、またリアルでも会えることを楽しみに2021年をすすんでいけたら嬉しいです
歯スティバルもそうでありたい
これからも、きっかの場を私もつくり続けたいと思います
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