ノルマ廃止を唱えるのはバンドを甘やかすためではなく、演者選びの緊張感を持つため
グッズの説明文を若干加筆しました。https://t.co/LViXInCMj1
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 21, 2020
ノルマ文化を否定としていますが、自分は演者を甘やかすためにノルマを否定しているのではありません。ノルマゼロのタダに甘える人は音楽をやめればいいと本気で思ってます。
演者選びの厳しさを持つために廃止を唱えています。
ただ、ライブハウス側に強制しようというつもりもなく、他のイベンターさんにも強制しようというつもりもありません。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 21, 2020
企画の打ち方は自由にすればよいと思っています。ただ、自分が思う信念、良い舞台はノルマという名目では達成できないと思っています。
商品の中身を良くするには、よいメーカーさんを選ぶこと。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 21, 2020
良い舞台を作るためには、よい演者さんを選ぶこと。
良いライブを公演するためには、よいバンドさんを選ぶこと。
よいバンドさんが増えてくれれば、きっとライブはもっと面白くなります。
Tシャツの利益はそう言ったバンドさんを見に行って選定にかけるためのチケット代等に用います。今、決定的に欠けているのは「選別」と「緊張感」だと思っています。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 21, 2020
他の方のお金も背負った存在になればなるほど選別の重みも増し、自分の存在は周辺の演者さんにも良い刺激になると思います。
普段着にも使えるデザインにしていますので、是非ともご支援よろしくお願いいたします。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 21, 2020
まとめ
収入源をいくつも持つというのは保険の基本でもあります。グッズ製作と言うのは興行を打つうえでも定番の保険、分散ではあります。ノルマゼロで70%のバックは相当にリスクが高いため、こういった分散も必須だとは思います。
ある人が言うには「ノルマが無くて70%バックは普通」らしいのですが、正直そう言う話を自分以外にしている所を見たことが有りませんし、その人以外からは不思議そうな顔をよくされます。何でそんなリスクの高いことをと良く言われるので事実誤認でしょう。
そして定番で言われることが「ノルマが無くなればしょうもない演者が舞台に上がる」と「ノルマがあれば必死に売るようになる」の2点なのですが、この2点については明らかに嘘です。なぜなら、ノルマが有ってもしょうもない演者さんが立ち、ノルマが有っても必死に売ってないからです。現状が反証となっているので現実を見ていない意見と言わざるを得ないかと思います。
一方、「ノルマが有れば必死に売るようになる」については赤字を減らそうと努力をするのは事実だろうと思います。なので非常に多いノルマを課した場合、自分の腹が痛まない程度まではチケットの販売を頑張ると言う点は事実でしょう。ですが、なぜそれを主催者側には課さないんでしょうか?
ノルマを課すと主催者側はリスク0なんです。実際、そういうイベンターさんは集客に熱心ではなく、大阪でも10年以上イベントを組まれている老舗のイベンターさんのHPは一日あたり一桁のアクセス数しかありません。これはトップページのPVです。UUではありません。ノルマに甘えた結果、生まれたものは仕事しない事務屋で飲み会の幹事です。
ノルマが無く最初からチャージバックならより黒字を目指そうと思ってもらえるでしょうし、そういうインセンティブこそ主催が用意するべきものです。ノルマ制は主催がより大きな収入を得ようとした場合には、全員がノルマ以上の集客を達成する必要があります。が、そこまでの幅があまりにも広いため、主催はそこまで必死に取り組みません。
ノルマ制が演者さんにも、興行主にも、お客さんにも、いずれの方面にも良い影響を与えていない事は紛れもない事実であり、舞台芸のはこの悪しき慣習から脱出する必要があります。そうしなければ素人芸能の域を出ませんし、興行で食える人が出ません。食える人が出なければ後継者も生まれませんし、後継者が出ない分野は衰退するほか有りません。ですから一歩目はまず食える人を増やすこと。そのために仕事を用意する事です。
777が少しでもこの動きの手助けになればと思うものです。