プロミュージシャンごっこ打破の為に。まずは間違ったゲネプロから見直しましょう
第1話から見てましたが、考えさられる点が多々ありました。米ちゃんが言ってた、「プロミュージシャンごっこ」というのは正しく!という感じで、その視点からももっとガッツリ斬り込んで欲しいな、と思いました。 https://t.co/j7oOeRexpr
— MegantE@変態修行中 (@megante_nushi) December 8, 2019
その視点で自分が思ってる内容を色々ぶちまけてしまうと、バンドの世界に居られなくなってしまいそうで……w
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
まぁ、消える覚悟ではやってるので言っても問題ないんですけどね。
自分がこの話をし出したら、大半の話が取り組み方のベクトルが間違っているんじゃないか、という部分に終始すると思います。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
上手く弾く練習ではなく、上手く動く練習、伝わる動きをする練習をしてくださいだとか、身内向けのツイートやめて外に広がりを求められるツイートをしてくださいとか。
9割方を否定することになりかねません。そしてその9割を否定した意見は必ずしも正しいものでは無く、偏屈なクレーマーの1意見にすぎない訳でして。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
絶対に自分の意見を100%信じないでください。未来の話ですから、この極端な意見は選択肢の一つを提示する物に過ぎません。
単に777へ出演しやすくなるかもしれない程度の話です。もちろん、そこを目指してもらえるに越したことはないのですが、それはこちらの都合にすぎないので。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
別ベクトルで研鑽を重ねていいライブをしてくれるのなら、自分が言っている事と真逆の手法を取られていても打診はします。
本題
とりあえず良く思う事ですが「私はゲネプロを意識してスタジオ練習やってるんですよ!」という投稿をみて、9割以上「いや、できてへんやん」という感想を抱いています。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
なので、おそらくはその「ゲネプロを意識したスタジオ練習」が間違っているんだろうなとは思います。
ライブハウスの動員状況、天気、どこにどんな人が座ってますかを、前のバンドがどうだったかをまず全員でイメージを共有して、夏でも暖房をつけて、スタジオ内の照明落として、MCもやって、動くべきところを動いて、それを撮影して、休憩中に動きの反省介して、後半修正。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
最低限これですよね。
大体の方はせいぜいセトリ通りに弾く程度の事しかしてないと思います。それはもう、ステージの演奏見たら解ります。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
それまでやってきたことしか出ませんから。鏡すら見てませんよねまで解りますからね。ゲネプロと呼べない物をゲネプロと呼んでませんかという思いはわりとずーっとあります。
音楽に限らず娯楽は伝えるためにどの手段を選ぶか、にすぎない訳です。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
ところが多くの方が、本当に多くの方が伝えるべき内容よりも先に、噛まない練習ばかりされるんです。噛まないように噛まないように、とにかく失敗しないように、ミスの無いように練習を重ねてます。
大勢の方と同じパートを一緒にやるオケならある程度は仕方ないと思いますが、バンドはそうも行きません。棒立ちでミスの無い演奏をする演者は要らないんです。そんなもの打ち込みに変えてしまえばいいと思ってます。「人」である必要が無い。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
「私はこう思う」は本人にしかできず、「私たちはこう思う」はそのグループにしか出来ない事です。たとえその主張が拙く、間違っていたとしても、それは人と人の間にある人間として価値ある発信です。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
その言いたいことをどううまく表現するかのために技術が有ります。
そしてどの技術が相手に上手く伝わるかは相手によってまた少しずつ違う訳ですよ。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
ですから、その日の観客の動員状況。客席のどのあたりにどんな人がいるのかは明白にイメージできないとダメです。目の前にその日のライブのお客さんがハッキリとイメージ出来ないと伝える練習はできません。
実際の演奏時間よりもそのイメージ作りの方が長くてもいいぐらいだと自分は思ってます。クラブマーキュリーで、机が右に3つ。左に1つ。中央よりやや前の一番良く見える位置に、スタジオの店長さんがいて、かぶりつきが5名。3列まで出来上がっていて、中央から密度は薄く。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
後ろの方には対バンさんも見ているので、フロアにいるのは40名から50名。それを全員配置して、その日の最後の曲は前のバンドでギターが作った曲。そのギターは今日の最後に出ます。1年前の今日、解散しました。今一番後ろで見てます。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
割と最低限ですが、このくらいまで具体的にイメージして、それを全員で共有した状況でやらないとゲネプロにはならないです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
って後輩にいったら「そんなところまでやるんですか」と言われました。君、今までどうやって人に伝えようとしてたん? と思いましたが。
失敗できない面接の時と同じなんですよ。噛まない練習よりも、色んな設問を想定して、それに応えられるよう答えを用意しますよね。手順が逆なんです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
じゃないと全ての音符に意図なんか込められませんし、意図の無い音は空虚ですから伝わらないです。伝える物が無いんですから。
ですからまず手順としては、上手く弾くよりも、言いたいことをまず作る。そこだと思います。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
これを言いたいんです。そのためにこの曲を作りました。その伝え方をより実践的にするためにゲネプロをやります。な訳ですよ。
別に言いたいことは何でもいいです。お金欲しいでもいいです。仕事だるいでもいいです。アイツ気に入らないから死ねでもいいです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
コミュニケーションの延長ですから。しかもお金を撮るんですから。じゃぁ人を焚きつける何かをしてもらわないと、と思います。それがお仕事ですよね。
結局のところ「プロミュージシャンごっこ」になるのはこの辺りの想定の甘さだと思うのです。そしてやってないのにやれてるつもりになれている。だから恥ずかしげもなく練習内容を自慢しちゃう。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
ただしどなたも非常にまじめな方々ですので、ベクトルの方向性さえ理解できればぐっと良くなります。
これは断言します。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
練習の仕方が間違っているだけで、練習の内容を変えればこの世界はあっという間に良くなります。少なくともライブの内容は宣材として耐えうるものになる確率が大きく上がるはずです。
777でそれが見れたら嬉しいなとは思っています。
出来るだけ取り組んでいきますので、思う所はガンガンコメントに入れて行ってください。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) December 9, 2019
次取り組む方の選択肢のヒントが一つでも多く出れば人柱として埋もれる意義がありますから。
よろしくお願いします。
まとめ
プロミュージシャンごっこからいかに脱却するか、に関するツイートのまとめです。一例としてはライブの曲順通りの練習は意味がないと言う事です。
意味無いことないでしょと思われると思うんですけど、単にセットリスト通りに演奏をしたとしてもそれは曲のつながりを練習しただけで、ゲネプロとは言わないんです。
状況、つまり対バン相手や出演ライブの趣旨、誰を呼んでてどこにどんな人が居るのかまでしっかりと想定してやらないと意味は無くて、この辺りの話は島田紳助が言う掛布さんの素振りの話とよく似てると思うんですよ。
皆素振りをしているけどそんなものは努力じゃない。何回で何球目でランナーはどこに居て、何アウトなのか。ピッチャーが誰でどういう球を投げてくるのかを考えて振った素振りと、ただ単にスイングを早くしようと思ってやるだけの素振りでは中身が違う。スイングを早くしようとしてやる素振りはただの筋トレ。
要約するとこういう事で、これは今自分が言ったゲネプロの話と全く同じです。聞いてる人はどんな人なのか。そこまでしっかりと想定した上で一曲一曲をきちんとやっているのと、ただ曲のつながりの為の練習は全く意味が無いですし、そういう練習を指してゲネプロと言ってしまう所から、まずは脱却していくべきかなと考えます。