音楽に世界を変える力なんてない
同じ意見です。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 30, 2020
音楽に価値はなくて、価値ある音楽に価値が有るだけだと思ってます。
価値ある音楽を作れるのは価値ある演者さんのみで、音楽をやっているから価値があるのではなく、価値ある演奏をできるから価値ある演者さんなのだという認識です。 https://t.co/3TPMn0VTyY
舞台上においてはですが、演者さんは舞台の職人さんなのであって、演奏の職人さんではないと思っています。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 30, 2020
ですから大切なのは伝えたい内容と伝え方です。演奏技術は枝葉に過ぎません。演者さんが本当に取り組まなければならないのは、相手の心をどう動かすかという設計です。
設計が間違っていれば、いかに演奏において職人芸を発揮しようとも人には伝わりません。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 30, 2020
色んなバンドさんを見ていて不満に感じる点は、この舞台上での設計が抜け落ちているからに思います。昨今は特に、演奏による目標が見えない。
相手をどうしたいのか。それが見えないんです。
単に曲がこうだから、コード進行がこうだから、という楽曲の楽譜に沿っただけの演奏はMIDIやDAWにやらせればいいんです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 30, 2020
それだって、ちゃんとした意図の元くみ上げられるものですから下手するとそれら打ち込み音源未満のものばかりで。舞台に立つ以前ですし、お金を取る価値は無いですよね。
昨日のストリートピアノに通じる点ですが、一人語りの自慢を舞台に上げて欲しくないのです。その音楽は価値が無いのです。価値ある演奏ではなく、お金を取るに値しない物なのです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 30, 2020
お金を取るために、音楽という手段を使う。ただそれだけであってほしいんです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 30, 2020
あるいは、自身の主張を人に伝えるために、音楽という手段を使う、であってほしいのです。
演者にとって音楽は手段です。目的であってはいけない。手段に徹する人は、きっと価値ある演奏を掴みやすいと思います。
演者さんの側に、「相手の心の中にどういった景色を描くのか」が明確でない場合、その音楽(に限らず娯楽)は価値が生まれにくいというように考えています。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 30, 2020
大抵の場合、甘いことを言う作家さんは提供したい景色が無いように感じてますね。芸術という物に期待を抱き過ぎというか。
まとめ
音楽には世界を変える力が有ると言うようなことを言う人が結構いるのですが、正直イタイと言うのが自分の認識です。娯楽ですからそんな力は有りません。
目の前に飛んできている銃弾をはじく力も、貧困にあえいでいる人のお腹を満たすことも、株価の暴落を防ぐことも音楽には出来ないんです。出来るとしたら、音楽で稼いだお金が戦争以外の道を用意したり、食料を援助したり、株を買い支えたりといった使い方が出来ると言うだけです。
音楽、と言うより芸術と言うものに異常なまでの期待を寄せる人は割と多いのですが、そう言う人が自分は根本的に嫌いです。そして残念ながらそう言う人が多く舞台に上がってしまっているのが今のバンドの世界と考えています。