35才の歪んだ私ができるまで~自己紹介~
私は、現在35才でバツイチ、無職、大学中退、ギャンブル狂、前科あり、おまけに絶倫というクズの権化といっても過言ではない男である。
仕事に就いても長続きはせず、お金も貯められない。
いよいよ窮地に立たされ、その度に人に助けられ、その度に反省をし、わずかな期間だけ真人間になったつもりになり、そして暫くすると無事にクズへと舞い戻る、そんな人生を歩んで来た。
こんな私だが、決して育てられた環境が悪かったわけではない。
真面目な両親に育てられ、私立高校にも通い、習い事なんかもさせてもらい、身内にも可愛がられ、友達もそれなりにはいた。
そのおかげなのか、妙に真面目な性格も持ち合わせているし、正義感や慈愛の気持ちから行動に出ることもやぶさかではない。
自分を客観視してみて、このような自己紹介文を記述して、もちろんいい気分はしないし、自分に対しとてつもない嫌悪感に苛まれる。
どうしてこんな人間になってしまったのか。
真面目な家庭で真面目に育てられ、愛情も注がれながら成長した結果、このような歪みきった人間へとと成れ果てた理由とは何なのか。
本記事は、子育てというものが、人格形成にどこまで影響を及ぼすのかという検証的視点も含まれている。
もちろん、きちんとした人生を送ることができないのは自分の責任であると自覚はしている。
他責にするつもりはないということはご理解頂いた上で、人間が、子供から大人になるにつれて歪んでいく要因を皆さんに共有し、僅かながらにでも参考になれれば幸いである。
まず思い至るのは、人としての道を踏み外し、クズという道を進むようになったきっかけがあるのではないか、ということだ。
ではそのきっかけはいつなのだろう。
順番に過去を遡って、自分が人道に外れた思考を持つようになったタイミングを回顧してみた。
思い返せば、幼少期の頃からその予兆はあったのではと思う。
幼い純粋な心の中に、ごくごくわずかな闇を芽生えさせるきっかけがあったのでは。
ここから先、論じていく内容には、あなた方読者を不快にさせるものが多く含まれるだろうことを予めご了承頂きたい。
現在の私ですら感じる胸くそ記事を、受け入れる覚悟を持って読み進めて頂ければ幸いである。
ではまず、次号からは幼少期を振り返ってみる。