Gawashi

初めましてGawashi と申します。 短編小説の投稿を始めました!メインのジャンルはホラーになります! 日頃の妄想力を爆発させて、皆様にとって刺激のある作品をお届けできればと考えておりますので、宜しくお願いいたします。

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  • 35才の歪んだ私ができるまで

    詳細については自己紹介の項を読んで頂きたい。 35才の私がクズの大人になってしまったきっかけを幼少期の頃から回顧し、記述しています。 これから子育てする親御様にも、読んでいただきたいです。

  • 辺りは陽が沈みかけている

最近の記事

35才の歪んだ私ができるまで~思春期②

本号では、私にとって、最も人格形成に影響を及ぼしたと思われる思春期に、私の性格がどのように変遷していったのか、順を追って話していこうと思う。 まずは中学一年。 記憶している限り、この時の私は絶対的な自信に満ち溢れていた。 傲慢という言葉が最も相応しい表現だろう。 学校の授業中ときたら、塾で習っていた内容ばかりで全く話を聞かずおしゃべりばかり。 教師に当てられたときはあっさりと回答し、またおしゃべりに戻る。 授業を聞かなくても定期テストでは高得点を叩き出す。 それでいてスポー

    • 35才の歪んだ私ができるまで~思春期①

      ここからは中学校に上がってから、高校を卒業するまでの思春期時代について、振り返ってみようと思うが、その前に小学校卒業時点での、私の人格についてまとめてみる。 前号の通り、少年期までの経験だけでも、私を大いに歪ませた要因が十二分にあったことは分かった。 しかし私自身、あれだけの問題行動をしていながら、自分が他の児童とは異なる、逸脱した思考を育ませていた自覚は全くなく、私の中に闇を抱えているなどとは思いもよらなかった。 むしろ、幼年期から好きだったヒーローものの影響も有り、自分は

      • 35才の歪んだ私ができるまで~少年期②~

        前号の通り、イジメを受けていたにも関わらず、クラスのメイングループの一員に加わり、イジメの加害者にもなっていた私であるが、不思議と女子人気は高かった。 クラスの女子内では、かっこいいと思う男子、可愛いと思う男子なるランク付けが流行っており、定期的にクラスの掲示板に貼り出されるのだが、私は、可愛いと思う男子ランキング上位3位に常に入っていた。 このランキングは男子にとってのある種のステータスになっており、当然、上位ランカーはメイングループの一員でいられるという大義名分を得ていた

        • 35才の歪んだ私ができるまで~少年期①~

          小学校に入学した私だが、端から見ればごくごく普通の活発な少年であっただろう。 習い事ではスイミングやサッカーに通い、友達と遊ぶ時はゲームに勤しみ、好きな女の子もできた。 表向きにはそんな6年間を過ごした。 では、この6年間の中で歪みを生じさせる要因はあっただろうか。 結論を言えば、あった。 まず、前号でも述べた登り棒うんぬんかんぬんは、小学校に上がってからも継続していた。 記憶は定かではないが、4年生か5年生になる頃には、鉄棒を使わずとも、自分の太ももの間に私のそれを挟み圧迫

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        • 35才の歪んだ私ができるまで
          6本
        • 辺りは陽が沈みかけている
          1本

        記事

          35才の歪んだ私ができるまで~幼年期~

          国立大学を卒業した父とお見合いによって結婚した母のもとに生を受けた私の幼少期だが、それはそれは幸せな家庭環境だった。 父が購入した新築の一軒家、3才になると弟も家族に加わり、競争率の高い幼稚園の抽選を勝ち取りバス通園。 両親にとってはまさに順風満帆な生活。 私もそんな環境のなか、表向きにはのびのびすくすくと育っていった。 毎朝大きな声で先生や友達にあいさつをして、幼稚園から帰れば自分で制服をハンガーにかける。 ありがとう、ごめんなさいをきちんと言えたし、よく笑い、よく泣いた。

          35才の歪んだ私ができるまで~幼年期~

          35才の歪んだ私ができるまで~自己紹介~

          私は、現在35才でバツイチ、無職、大学中退、ギャンブル狂、前科あり、おまけに絶倫というクズの権化といっても過言ではない男である。 仕事に就いても長続きはせず、お金も貯められない。 いよいよ窮地に立たされ、その度に人に助けられ、その度に反省をし、わずかな期間だけ真人間になったつもりになり、そして暫くすると無事にクズへと舞い戻る、そんな人生を歩んで来た。 こんな私だが、決して育てられた環境が悪かったわけではない。 真面目な両親に育てられ、私立高校にも通い、習い事なんかもさせてもら

          35才の歪んだ私ができるまで~自己紹介~

          短編ホラー小説『辺りは陽が沈みかけている』~電話~

          辺りは陽が沈みかけている。 今日は天気が良かったので日当たりもよく 電気もつけずにカードゲームに夢中になっていた僕は、家の中が少し薄暗くなっていることに気が付いた。 「もう6時か。そろそろ帰ろうかな」 そう言ってタカは持ってきたカードを片付け始める。 タカは小学校のクラスメイトで、1年生の時から5年間同じクラスの親友だ。 今日はお母さんがパートで帰りが遅くなる日だった。 なんだか一人で留守番するのが嫌だった僕は、タカにお願いして家に来てもらっていた。 「えー、もうち

          短編ホラー小説『辺りは陽が沈みかけている』~電話~