バーエンドミラーを諦めた
最近のネオクラシックスタイルで流行している「バーエンドミラー」ですが、私はその着用を諦めました。
バーエンドミラーなら格好よくなるうえにバイクカバーを外すときの引っかかりも少なく、まさに理想のミラーだと思ってはいたのですが・・・。
1.クラッチ疲れ
これまで20数年バイクに乗ってきて、左手のクラッチ操作の何かを間違えたときに突如として手のひらのスジが痛くなり、クラッチ操作が苦痛になることがありました。
これまではそれを握力の問題だとか、筋持久力の問題だと捉えていましたが最近の実験でそうではないことがわかってきました。
どうやら、疲れにくいクラッチの操作の仕方があるようなのです。
2.動画紹介
最初に試した方法はOGAチャンネルで紹介されていたクラッチの調整です。
MT-07に乗っていた時はこの動画の方法でじっくりクラッチの角度調整をしてそれなりに左手の持続時間が上がったのですが、どうしても運のせいなのか左手に早めに限界が来る時がありました。
それはどうしても解決できませんでした。
次に参考にしたのはこちらのライドハイの動画です。
この動画で言われていたことを試したときに早々に左手が痛くなりました。
ところが次のことに気を付けて試してみると左手の痛みが軽減されました。
3.クラッチを引っ張る角度
モトグッチV7iiiのクラッチレバーは、端に行けば行くほどグリップから離れる形状をしていて、グリップとは平行になっていません。
国産車も少しはそうなっていますが、国産車に比べて極端です。
しかし、それを利用すればクラッチを軽く操作できるらしいことに気付きました。
写真には赤線と青線が引いてありますが、赤線はグリップの角度とそれに対して垂直に指を伸ばしたときの角度を示しています。
一方、青線はクラッチレバーの角度を示しています。
こんな感じでクラッチレバーとグリップは平行になっていません。
手が痛くなるのは、グリップに対して垂直にレバーを引いた時ではないかとの仮説を思いつき、次回からは「クラッチレバーに垂直に」レバーを引いてみようと思いました。
上の写真はレバーに対して垂直にレバーを引いているときの指の角度です。
私の手の大きさの場合、クラッチのつながり始めるポイントを遠いところ(少しだけ引いたところ)にしてあるため、そのポイントではクラッチレバーがグリップと平行になっておらず、「角度のついた状態」のままになります。
そのため指の角度は上の写真のような「レバーと垂直」の方が軽く感じる上につながりの把握もしやすいと気付きました。
夕方ころになってツーリング疲れがでてきたころには、この角度のままさらにレバーの外側の方を握ったほうがクラッチを軽く感じて操作することができます(テコの原理で外側の方が軽くなる)。
極端ですが、本当に疲れたらこの角度で「小指、薬指、中指」でレバーを引くこともあります。
4.バーエンドミラーを付ける余裕
長距離ツーリング終盤の信号待ちなんかで
レバーに対して垂直に
レバーの端の方を握る
を行った場合、上から見るとこんな感じ
ですが、手のひらはどうなっているかというと
こんな感じでグリップエンドが手の外側の端に来てしまいます。
そうなると一般的なバーエンドミラーはつけれられないということに気付きました。
何を目的としてバイクに乗るのか。
私の場合はファッション性の優先順位は低いのでバーエンドミラーを諦めることにしました。