蘇った白うるり
明生人嘉 ~ Myojo Jinka ~ 131話
蘇った白うるり
こんにちは。ついに広辞苑の最難関、「し」の辞書の旅を読み、書き、呟き終えた佐藤嘉洋です。今回は「白うるり」という謎の言葉を発見しましたので、ご報告いたします。新たなムーブメントが起こるかもしれません。
広辞苑第七版の辞書の旅は、2023年6月から始まりました。本文「あ」から過去最大の一日三ページにペースアップ。しかもこれまでの小型辞典とは違って広辞苑は中型辞典なので情報量も多く、大変です。
書も序文から全ページ一語以上書き続けています。広辞苑の前は、故事ことわざと四字熟語辞典を併読していました。このときは「あ」〜「わ」まで全ページ一語以上書き切りました。そして今は、満を持して広辞苑第七版を制覇するためにほぼ毎日頑張っています。
自分の人生の自由時間、家族との時間の多くを犠牲にして、私は辞書の旅を続けています。
これまで四冊の辞書を読破して、今は初の中型辞典の広辞苑に挑戦中です。辞書を読んでいると、それぞれに特色があり大変興味深いです。
最初に読んだ新明解国語辞典は語釈が哲学的で難解なものも多く、面白かったです。次に読んだ明鏡国語辞典は料理に関する語釈がまるでレシピ本のようになっていて、これまた面白かったです。辞書による宗教観も少しずつ違っていて、新明解はどらかというと仏教、明鏡はどちらかというとキリスト教に詳しい印象を受けました。
コロナ禍の最中に始まった辞書併読挑戦は、四字熟語辞典と故事ことわざ辞典。しかしここまで小型辞典を二冊読破した私には楽勝でした。中身も面白く、毎日ショートショートを読んでいるようなものです。辞書の旅を始めるなら、まずは故事ことわざ辞典がオススメです。愚公山を移すとかね、胸熱です。
【 具鷲小説 グコーじいさん 】
https://1001kick.com/3993/
この頃ビッグサプライズも起こりました。なんと中日新聞の夕刊一面に個人の趣味が掲載されたのです。
辞書の旅と書道との出会い
コロナ禍で暇だったので、辞書の旅に書道を取り入れてみました。最初は無理だと思いましたが、途中からアスペルガー症候群特有の意地になってしまい、二冊の辞書を書き切るという偉業を成し遂げました。
これは嬉しかったなあ。障害はうまく活かせば個性となり、長所にもなる。どの方向にエネルギーを向けるかです。
最後に書いた言葉は故事ことわざ辞典が『和を以って貴しと為す』四字熟語辞典が『和魂漢才』でした。感動的な言葉が日本語の最後にもありました。
書道と辞書の旅との相性は控えめに言って抜群です。天から小説が降りてくることもあります。面白過ぎです。
自宅の倉庫を具鷲庵という書道部屋にしています。最初は床に正座して書いていました。カビ臭かった部屋の環境を徐々に整え、エアコンもつけ、Wi-Fiも通し、書道と現代テクノロジーを融合させました。ぶるーと整骨院の受付の辻さんからもらった水晶も置いてあるので、クリスタルエネルギーも感じる聖域となっています。
書作品を壁いっぱいに貼ると具鷲書展という公開1週間で再生回数50回程度の局地的な人気を誇るYouTube番組が収録されます。編集にはかなり時間をかけていますが、伝わらない努力に心も折れそうです。しかしながら、この記録は後世貴重な資料として残されることになるでしょう。
さて、今回は大変興味深い「白うるり」という言葉を取り上げます。トロくさい講演会でも公開したところ大変反響も大きかったのでブルート通信でも次のページでご紹介しますね。
当初は徒然草で人相を表す言葉に使われたらしく、そのあと再び江戸時代に流行したと噂される謎の言葉です。なぜなら広辞苑の語釈にも真っ先に「語義不詳」つまり、よくわかっていないと出ているのです。そんな言葉も辞書に載るのだと衝撃を受け、「白うるり」を調査し、キャラクターも誕生しました。
そして驚くべきことが次々と判明していきました。過去に辞書の旅で取り上げた神々と、白うるりが繋がっていたからです。超常的なものすら感じさせてきた辞書の旅と書道。この先も楽しみでなりません。
白うるりと国常立尊
白うるり / White Ururi
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2007年12月から、ぶるーと整体院の院内報として月1で発行し始め、毎月少しでも良いものにという姿勢で作り続けていたら2000部の月刊誌に成長しました。ブルート通信は当院でも無料配布中です。どうぞ気軽にご利用ください!
語源【 Brave Heart 】
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