腸活食習慣化プロジェクトvol.2☆年末年始の腸活はヨーグルトとバナナの最強タッグで決まり![管理栄養士監修]
令和元年も残すところあとわずか。
真冬に向かう今の時期は、たくさんの予定が入り頑張りたい気持ちとは裏腹に体調不良を起こしやすい季節でもあります。
年末にむけてラストスパートをかけるためにも、体調は整えたいですよね。
こんな時期は、発酵食品の王様であるヨーグルトと食物繊維たっぷりのバナナがおすすめです!
手軽に手に入り、腸活には万能の食材ですので、上手く取り入れて腸内環境を整えていきましょう!
◆ 今月の腸活おすすめ食材【ヨーグルト】
ヨーグルトは、腸活には欠かせない食材です。継続して食べ続けることで、腸内環境に良い菌が育成されます。
是非、1年を通して摂取してくださいね。
発酵食品であるヨーグルトには、ビフィズス菌や乳酸菌が含まれています。
これらは、私たちの腸内環境が改善が期待できるプロバイオティクス(※1)です。
ビフィズス菌は感染症予防の効果、乳酸菌には免疫力向上効果があることが確認されています。
乳酸菌はたくさんの種類があり、各ヨーグルトメーカーが選びぬいたこだわりの乳酸菌入りのヨーグルトが販売されています。
商品パッケージでどんな種類の菌が入っているか確認をして、様々な種類の乳酸菌入りのヨーグルトを試してみてください。
※1:プロバイオティクスとは…「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」(腸内細菌学会用語集より)と定義されています。乳酸菌やビフィズス菌が有名で、これらの菌を摂取すると、腸内環境が改善され、免疫機能などを高める効果もあると考えられています。
◆ 腸活おすすめ食材と相性抜群!【バナナ】
バナナには、腸内細菌のエサとなる「プレバイオティクス(※2)」効果が確認されているオリゴ糖と食物繊維が含まれています。
バナナに含まれるオリゴ糖や食物繊維の一種であるレジスタントスターチは、消化されづらく(難消化性成分)、そのまま大腸まで届けられて、腸内細菌の「えさ」となって、腸内環境を良くしてくれることがわかっています。
また、オリゴ糖は、砂糖などの「糖質」と違って、ブドウ糖・果糖などの単糖類が2~6個つながっている「糖類」で、砂糖よりもカロリーが低く、血糖値が上がりにくいのが特徴です。
バナナとヨーグルトを一緒に食べることは、私たちの体に良い影響を与える菌である「プロバイオティクス」と腸内細菌のエサとなる「プレバイオティクス(※2)」を組み合わせて摂る、「シンバイオティクス」効果を狙った理想的な腸活食といえます。
バナナヨーグルトは美味しさにおいても最高の組み合わせですし、腸活食としての高い効果も期待できますので、ぜひ組み合わせて食べてください。
※2:プレバイオティクスとは…「大腸内の特定の細菌の増殖および活性を選択的に変化させることより、宿主に有利な影響を与え、宿主の健康を改善する難消化性食品成分」(腸内細菌学会用語集より)と定義されています。難消化性食品成分とはオリゴ糖の一部などのことで、消化の良くないものを指します。一部のオリゴ糖や食物繊維について、摂取すると、大腸でビフィズス菌などの増殖を促進し、腸内フローラを改善すると報告されています。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?