【妻に捧げる読書note】誰も教えてくれなかった超人気研修講師になる法(by 白戸三四郎)
これからセミナー講師をするにあたって、勉強のために読んだ
要点
研修で重要なのは、受講者の「アウトプット」が「体感」を通して受講生の心に「変化」をもたらすこと。
学習効果を高めるための5つのルール
受講生の目指すゴールや研修目的、グランドルールを共有する
― 研修は否定されない安心の場職場から電話がかかってきたら、そちらを優先してください
体調不良やお電話で外に出る際は、講師に断らなくて結構です
眠い時は遠慮なく伸びやあくびをしてください
講師は皆さんのどんな意見も絶対に否定をせずに受け止めますのでご安心ください
受講生のすでに持っている知識や体験を引き出して学びに変える
― 1から教えようとしない受講生や講師の体験や知識を互いにシェアし、その中から学びを得るというのが成人学習
研修講師は受講生のリソース(資源)を引き出して再び会場に投げ返しまとめることが学習効果を高める一つの方法になる
受講生が自発的に考え、意見を言える進行を行う
― 「双方向」の誤解人の集中力は長くて15分といわれているため、10分に1回はワークを入れる
講師だけが質問するのではなく、受講生の質問を引き出す
クイズを出し、受講生同士でディスカッションさせる
自然発生的な楽しさを引き出す(興味やインパクトを残す)
― 参加型から「参加体験型」に講師が意図するワークやディスカッションなどをきっかけに、受講生が自発的、主体的に研修に参加を始める状態を作ること
安心感のある場や肯定感を高めてくれる講師の言動やふるまい、ディスカッションによるアウトプットやチーム対抗戦などのワークショップによって、競争意識や学習意欲を高めていくなどのしかけが必要
課題を解決するための引き出しを増やす
― 講師は正解を提示しない研修は「正解を教える」ための場ではない。現場ごとに違う様々な環境や課題に対して、仲間や上司の力を借りながら、自分自身でよりベターな解決策を見つけるための考え方やモノの見方を手に入れる場
研修の内容が実践に結びつくためには
インターバルを置いて、何度か研修を行う
研修の最後に、「今日の学びを、明日からどんなことに活かしますか?」といったアウトプットをさせるだけでも効果がある。
研修の前に内容を予告し、研修に対する期待感を高めることも効果的
今後伸びていく分野
心理系
レジリエンス、メンタルヘルス、モチベーションといった心の課題
自分の将来、ポジション系
キャリア、女性活躍、ダイバーシティ、離職防止など
企業研修講師として売り込むときの武器
課題解決の専門家たる肩書をつける
課題解決できる経歴(実績)をもっている
研修の特色や著書がある
響いた内容
これからセミナーを作るうえでとても参考になった。セミナーではなく、企業研修というのも良いなと思った。
こんな人に読んでほしい
セミナー講師を目指している人。