41冊目 人類最強の『糖質制限』論
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
江部康二 著
京都生まれの京大医学部卒。
自身の糖尿病に気づき、糖質制限食を研究。
かなり説得力があります。
かなり誤解されている糖質制限(糖分を取り締まれない事情があるのかもしれませんが)
について、わかりやすく解説されています。
糖は添加物より悪い。
それは上限が決められていないからです。
体にとって何より悪いのは、
血糖値スパイクと、ミニスパイクの記憶です。
糖尿病の治療としてインシュリン療法がありますが、インスリンを打って血糖をコントロール
すれば良いわけではなく、合併症を予防する
最大の方法は、糖質制限と言われています。
インスリンの高低の落差が大きいほど、
スパイク波をおこし、体を傷つけるのです。
とはいえ、糖分は美味しいし、故に色んな誤解があります。とるための理由です。
糖分はアタマの栄養素。
早くエネルギーに変わるもの、スポーツ選手は
必要…など。人工甘味料ならば、よい…とか。
一部正しく、しかしながら
糖質制限推進者が意図する本質とは異なる論。
スイーツは美味しくてご褒美に食べたいし、
まだ制限するほど病気ではないし、
おにぎりとかパンとかは、すぐ手に入るし、
タンパク源より良質な脂質よりも安価である。
自分の都合の良い理由から、
理屈は分かっていても先延ばしにしています。
ケトン体を消費してエネルギーを産生する
昔の人間のループに戻せば、どんな体になる
のか?始めやすいところから手をつけてみよう
そう思いました。