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スユニ60形のイラストを作成しました!【国鉄60系客車】

こんにちは! ぐすたふです。

表題の通りなのですが、前回のオハニ61形に引き続き、スユニ60形のイラストを作成しました!


他の60系客車のイラストはコチラから👇




スユニ60形のイラストを作成しました!

イラストはサイドビューとなっています。

制作にあたって、デフォルメしている箇所が多数あります。
また、図面などを入手できたわけでもないので、特に足回りなどはいくつかの写真を見比べながらそれっぽく仕上げております。


まずは公式側から。

スユニ60形(公式側)

車体左側、郵便の区分室部分は、窓が無い空間がとても大きくなっています。窓の少ない車両って、なんだかミステリアスで魅力的ですよね(?)

窓は、700mm幅の窓が二連続で並んでいます。窓が狭幅のオハ60形譲りの設計でしょうか。

床下右側、車掌台からブレーキ用のチェーンが伸びています。スユニ60形では、車掌用に幅400mmの窓が設けられていたようです。

車内の配置は、郵便室→トイレ・洗面所→荷物室の順になっています。国鉄職員、郵政省職員双方がスムーズにトイレを利用できるようにこの配置になっているのでしょうか。


続いて非公式側。

スユニ60形(非公式側)

非公式側には、郵便区分室の側にも小窓が設けられています。

床下に注目すると、スユニ60形では、強度の関係で魚腹台枠が採用されています。


着色してみた!

イラストを着色してみました!

着色したスユニ60形(公式側)

今回は公式側のイラストを着色してみました。軽いウェザリングを施しています。


スユニ60形・国鉄60系客車とは?

スユニ60形は、国鉄60系客車に属する、郵便と荷物の合造車です。67両が改造されました。積載量は、郵便が4t、荷物が6tとされました。

編成例としては、スユニ以下客車が繋がったものはもちろん、スユニ・マニ・客車と続く編成などが多かったようです。急行列車にも連結されて活躍しました。


60系客車は、1949年(昭和24年)より、木造客車の車体を鋼製のものに改造することで生み出された車両たちです。

当時、国鉄の客車は6割以上が木造で、その構造的な弱さゆえに大きな事故が発生するようになっていました。

しかし、戦後すぐの厳しい状況下で、鋼製の客車をすぐに新製することは厳しい。そこで、従前より使われていた木造客車の車体を、鋼製のものに載せ替えるという改造が行われました。

台車や台枠は木造客車のものが流用されましたが、車体はそれまでとは異なる完全切妻構造が採用され、車掌室もデッキより車端側に配置されています。客室窓も、オハ61形以降は1000mm幅に広げられました。これらは、後のスハ43系などにも引き継がれている構造です。

一方で、輸送力が重視されたため、シートピッチは木造客車時代とほとんど変わらない1335mm幅とされ、オハ35系やスハ43系と比べてボックスがひとつ多くなっています。座席の背ずりも木製で、乗り心地としてはつらいものがあったのではないでしょうか。……

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