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12月で2019年シーズンを終えた。
結果を見ていくと、

優勝できたのは一つの大会のみ。
府知事旗ではベスト8に進出したものの、クラブ関係者から「史上最強世代」といわれた世代からすると少し物足りなさが残ってしまう。
この物足りなさを分析し次に繋げることが、指導者として出来る唯一のことだとも感じるのでまとめていきたい。


まず、何が原因で伸び悩みが出来てしまったのか。
それは指導者が「指導手法」にこだわりを持ちすぎてしまい、目的を見失ってしまったことが第一にある。
指導手法は「ボトムアップ理論」を用いてチームの運営をしていくと決めていた。
しかし、この理論を初めてチームに用いるのだから、すぐに効果を求めても意味がない。
でも、求めてしまった。これが指導者として絶対にやってはいけないことだ。

チーム目標は「全員野球」である。私は全員出場野球を目指してしまった。本当に全員野球を目指すのならば、私が何を目指し何をしたいのかを小学生にでも分かる言葉で説明する必要がある。これが出来ないでいた。言葉にして、行動を示すことが出来たのなら本当の意味でボトムアップになったかもしれない。

その結果どうなったのか、見ている周りの人たちからすると結果を求めすぎる指導者の怠慢にみえたかもしれない。
つまり、指導者である私が選手たちを前に迷ってしまったのだ。情けない。

その迷いは選手たちにも浸透してしまっていた。
当然、結果は出ない。

大事なことは小学生でも、実践できるボトムアップの手法で問題を解決すること。
私からも発信したし、選手たちの言葉を待った。
そうしていくことで徐々に、またチームがひとつになった。最後の大会は優勝を狙ったものの、3位。でも、この大会での試合が勝ち以上の価値がある

これは、敗者の戯言かもしれない。
2020は価値ある勝ちへ。
指導者は迷わない。



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