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【アルバニア】手仕事探しの旅#3
こんにちは。輸入ハンドメイド雑貨の小さなオンラインショップgururi[ぐるり]です。
数か月前のアルバニアの手仕事探しの旅の様子#3です。
#1から読んでくださる心優しい方はこちらからどうぞ。
アルバニア3日目は、首都ティラナから車で30分の小さな町クルヤのお城にあるゲストハウスからスタート。
前日の下見を終えて、いよいよオールドバザールでのお買い物開始です!
この記事は、ほぼほぼ私の戦利品を見てもらいたいだけの記事となっていますので悪しからず、、、
そして、クルヤから南へ、世界遺産都市のベラトに向かいます。
Day 3
クルヤ2日目。
朝も前日と同じテラスで朝食をたべました。夕焼け&夜景も素敵だったけど、朝の景色もまた気持ち良い。
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真後ろの山の岩肌がくっきりと見えて、
とてもかっこよかったです。
アルバニアに行く前後は、しばらくベルギーにいたのですがベルギーには高い山がないので、アルバニアで山を見るたびに感動していました。山のある景色はいいなあ。
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荷物をまとめていざオールドバザールへ!
ところが、宿を出た時間がちょうど社会科見学的なものに来ていたアルバニアの小学生?中学生?たちの古城内の見学時間と重なり、初めてアジア人を見たのか?というくらい大興奮の彼らに、あっという間に囲まれてしまいました。
(本当に押されて城から落とされるんじゃないかというくらい囲まれた。スーパースター、、、)
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結果、20人くらいの子どもたちと一人ずつ写真を撮ることに。みんな1回ずつ律儀に「一緒に写真取ってもいい?」と照れながら聞いてくれるのが可愛くて、つい全員とにやにや記念撮影したのだけど、あの子たちのデータフォルダに半永久的にアジア人代表として間抜けな顔が残ると思うと恐ろしいですね。
そして、「アイラブユー!」と叫びながら彼らは去っていきました。
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人気者気分を味わったところで、今度こそオールドバザールへ!
クルヤでの一泊二日、その時間のほとんどをオールドバザールの数百メートル間で過ごし、2日間たっぷり本当に隅から隅までほぼ全ての店を隈なくチェックしていたので、怪しいアジア人としてマーケットの人たちに怖がられていたと思う。優柔不断でごめんなさい。
そんなクルヤでの戦利品たち、見てください〜!
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最初に買ったのは、とってもツボだったウールのバッグ。
アルバニアの伝統的なバッグだそうですが、現在はあまり作られていないようで、ちょこちょこ置いてあるヴィンテージ品が見つけられたらラッキーという感じでした。結構希少だと思います。
ちょっとゴワゴしてるので、実用的なバッグというより、民族衣装コレクションという感じかも。
私はめちゃくちゃ好きなデザイン&色合いだったので即購入。
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お次は、ウールのルームシューズ。
アルバニアの民族衣装のひとつである白いウールの帽子を作っているお店で、ウールとレザーのルームシューズを買いました。
羊毛を細かくしてフェルトのようにして作っているので、履き心地はもちもちなめらか。
爪先が尖ったデザインもアルバニアらしくて◎
冬に履くのが楽しみです。
製作の様子のビデオを見せてくれたのですが、細かくなったウールを形成するところはまるでパンを捏ねているようでした。
お店の地下が工房になっていて、いろいろ見せて頂いたのに、なぜか写真が全くない、、、悔しい。
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予算オーバーでめちゃくちゃ悩んで買ったヴィンテージの民族衣装のパーツたち。
ブラウスみたいなものは前かけみたいになっていて、首にかけてその上にベストのようなものを重ねて着るそうです。そうすると普通のブラウスのように見えます。
お店の方曰く、「100年以上前のもの」らしいです。(真相は不明。)
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愛おしすぎる〜〜〜
帯のようなものは、とっても長くてベルトとして使います。確かタッセル付きは女性用、タッセルなしは男性用だったと思います、、、(うるおぼえ)
何に使うの、、、と思いつつ、どこへ行ってもついつい集めちゃう民族衣装たち。
そして、最後の最後で発見してしまったピローケース。
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ぜんぶ刺繍です。ぽこぽこした手刺繍がたっぷり。こちらもヴィンテージ品。
これまた完全に予算オーバーでしたが、お店の方が「長年やってるけど、このデザインは超珍しいわよ」と最後の背中を押してくれました、、、感謝。(買わなかったら後悔していたはず。)
たまたま入ったお店でしたが、まさかのルームシューズのお店の奥さまのお店で、いろいろ買ってくれたから、とちょっと安くしてくれました。
他にもいろいろ手に入れたのですが、きりがないのでここまでにしておきます。
買い物に夢中すぎて帰ってから写真を撮ったので全然映えない写真しかなくて残念、、、
すごく嬉しかったのが、お買い物したすべてのお店の方が帰り際にお土産をくれたこと。アルバニア国旗のキーホルダーやペン、クルヤ城の写真のマグネット、ハンドメイドのレース雑貨など、、、
大切にします。ありがとうございました!
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最後のピローケースの奥さまに至っては、購入前にヴィンテージのハギレを「これもおまけで付けちゃう!」と言ってくれたのですが、「予算オーバーだから、おまけなしでいいのでもう少し安くなったら嬉しいな」と控えめにお願いしてみると、なぜか「じゃあ安くするし、おまけもあげる!」となりました。忍びない、、、
人も売り物も素晴らしいオールドバザールで唯一注意したいのは、機械製のラグを堂々とハンドメイドだと言って売っているお店が何軒かあったことです。
私の調査では、デザインはアルバニアの伝統的なものだそうですが、製造は中国やトルコと聞きました。
機械製のものも適材適所だと思うので(バスマットとかには良さそう)、理解した上で買う場合はありかもですが、値段は何軒か比較したほうが良いかなと思いました。
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クルヤオールドバザールは手工芸品好き、骨董品好き、民族衣装コレクターにはたまらない場所だと思います。
アルバニアの伝統手工芸品は可愛いものがたくさんありましたが、今はもうあまり作られていないものが多く、中には「これはもう作れる人がいない」と言っていたものもありました。
時代の変化、、、仕方がないけど、勝手ながら寂しいです。
いろいろなところでつくり手が少なくなっている問題は聞くので、gururiを通して今ものづくりをしている方と繋がりたいな、微力だけど作り続けるための力に少しだけでもなれればいいなという気持ちです。
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可愛い雑貨たちにテンションが上がりすぎて長くなってしまったので、ベラトのお話は、#4へ続きます。
長々と読んでいただき、ありがとうございました!