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中学入試、不都合な真実だけど、各科目・算数、国語、理科、社会に強い子の特徴の話

「算数を解いている子」っていうプロンプトで作ってもらうとどうやっても計算機が描かれてしまう。アメリカ基準で考えてるってことだな……

もう、30年近く中学受験生を指導してきて、
個人個人を見ているからこそ言える真実があります。

算数、国語、理科、社会が得意な子のそれぞれの特徴ってあります。
おそらく皆様が思い描くのとはちょっと異なると思います。

1.文字・ノートの綺麗さと成績の相関関係

結論:ない

文字・数字が汚くて、見間違えて間違える子は確かにいるが、そういう子は全体的に注意力が散漫で、全ての科目において問題文などを散漫に読んでいる傾向がある。

対処法としては、自分なりの丁寧さで書くことが大切。

文字・数字が汚い子には、「キレイに書け」ではなく、「自分なりに丁寧に書け」という指導が有効。
丁寧に書くということは、「丁寧に考える」ことに繋がると肝に銘じるべし!

数字が汚くても算数がメチャクチャよくできる子は本当にたくさんいる。

社会の用語を漢字で書いて覚える派の子は、高速で書きなぐって回数こなす子が覚えるのが早い(こちらでは判読不可能だけれど、テストになったらそれなりに丁寧に書いて正解している)

逆に社会のノートや理科のノートが異様に美しく整理されている場合、キレイなノート作りが目的になって、手段と目的をはき違えてる場合さえある。

2.算数が得意な子の特徴

規則性で顕著に表れます。

規則の問題を解くには作業手順がこんな具合にあります。

①規則に気付く→気づかなかったら、捨てる

②規則に気付いたら式にできるか考える

式に出来る→そのまま解く

式に出来ないけど、書き出せば出来る→そのまま解く

③式に出来ないし、求める答えが2025番目とかで無理→捨てる

この一連の作業の中の、
「書き出せば出来るの」範囲が広く見極めがきく!

これ、算数が出来る子の特徴です。
100個くらいなら余裕で書き出せるでしょ!みたいな子で算数出来ない子は希。

あとは、もう才能になっちゃうかもしれませんが、

  • 整数問題

  • 場合の数

  • 立体図形

この3つって大抵の場合、苦手な子がほとんどなんですが、特に整数問題を嬉々として取り組む子は算数が激ツヨです。

まぁ、整数問題は場合分けや試行錯誤、ハードな作業が入ってきますから当然と言えば当然です。

速さの問題や割合の問題はトレーニングでいかようにもなるので頑張りましょう。

ただ、トレーニングによって才能はカバーできると私は思ってますので、
算数を本当に得意になりたいのだったら、徹底的にトレーニングしてください。
サピックス偏差値56以上、四谷大塚偏差値63以上、日能研偏差値65以上はやっぱりこれです。

必ず解きたい算数の100問 2024年 06 月号 [雑誌]: 中学への算数 増刊

算数を尖らせてください。

国語、理科、社会は明日以降で。

昨日の答え
314×516=162024

※後期に向けて若干名の生徒を募集しています。
※個別コンサル(スポット授業)も積極的に受け入れています。

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