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クリスマス名古屋駅あるき


12月24日。クリスマスイブの名古屋駅街ぶら。はらをくだしながらもハーブスでケーキたべるの巻。

白を基調とした大きいツリーがあるがね

12月に入ってなんとなくバタバタ用事があり、街に遊びに行けてなかったので、「今日こそは」という決意で名古屋駅に遊びに来た。

12月末にしては暖かく感じる。
名古屋の地下街をゆく人の中にはダウンやコートを脱いで手に持っている人も多い。
私もデパートに着くなり、トイレで上着を脱いだ。

今年に入ってずっと「食べたい」と思っていながら、機会が合わず見送っていた「ハーブス」のミルクレープを食べる予定で来たのだが、ハーブス タカシマヤ店は、エスカレーター横まで行列ができるほど混んでいた。

(クリスマスイブって、こんなに混むの!)
驚きが隠せない。

「今日は何がなんでも、なにがしかのケーキをゲットして帰らなければならぬのだ」といった決意と熱気を放つ人々に圧倒され、店の横をかすめて反対側のエスカレーターを降りた。

「たしか、名鉄百貨店の地下にもあったな…」

タカシマヤよりは空いてるかも…と多少の期待を寄せて行ってみた。

すると、そこもテイクアウトはすごい行列だったが、イートインの行列は3組くらいだったので、並ぶことにした。後でわかったのだが、イートインが混んでいたのは「ランチタイムギリギリ」だったからで、15時を過ぎたら余裕ができていた。(ランチはサラダ、パスタ、ハーフケーキ、ドリンクで1800円。へー今度来よう)

15分ほど待ったのちに小さめの席に通してもらい、すぐに「ミルクレープ」とホットのセイロンティーを注文する。
ハーブスは、ケーキとドリンクを頼むと1600円くらいする、何かしらの決意を持っている人しか入れないケーキ屋だ。しかも「ケーキと水」だけを食することは許されていない。必ずドリンクも頼まねばならない厳しい掟がある。

左隣にいた、初めて来たらしい高校生2人組らしきガールらも、それぞれケーキのみを頼んだのだが、掟を告げられショックを隠せないでいた。

私も10代のころ、友達が「ハーブスはおいしい!でかい!高い!オシャレだ!」と熱く語りだした時期があり、「はーぶすとやらは良いものだ」という信念を見事に植え付けられたものだった。なによりハーブスを語る彼女らは得意げなのだった。

「私ハーブスが好きなの~」と発言することは、「私は気軽にオヤツに1600えん出せるの~」とアピールできる格好の自慢となる。(キリッ)

その友達と初めて食べに行って、「まったく彼女の言う通りだ!」と感動したし、私も何だか自慢したくなった。ハーブスの思い出。

(一人で行動していると、本当にどうでもいいことばかりを考えている。)

またしても「ポット紅茶の2杯目が濃すぎる問題」に直面

ミルクレープとセイロンティーが提供され、食していると、右トナリの席の「アラフォーママ友2人組(多分)」の会話が漏れ聞こえてくる。

「ケーキ食べたら太っちゃう」とか
「帰ったら夕飯何作る?」とか
「子供がいうこと聞かない」とか
「旦那はぜんぜん手伝ってくれない」とか

「アラフォーママ友 会話テンプレ集」みたいな会話がなんとなく聞こえていた。さして気に留めるでもなく「ケーキんまいな…」と味わっていたのだが、

「もうね、旦那が病気したり死んだら家のローンがチャラになるやつに入ってるじゃない?だからもうそれでもいいかと思って。」

(エー)

「でも介護が必要なくらいで生き残られたら大変よ。」

(…)

うわべのつきあい同士と思われたママ友からのえげつない本音が飛び出したところで、私は腹が痛くなってきてポットの紅茶がまだ少し残っているところで仕方なく店を出た。(ケーキは美味しく完食)

(全然知らない人らの会話おもろいな)と思いつつ。

そう、それはそうと私は今日腹を下しているのである。
昔は体調がイマイチな日は、外出自体を避けていたけど、今は「下していても、街歩きを楽しめたらいいな~」と思うようにして避けないようにしている。ケーキも食してみる。

日々エクスポージャー(暴露療法)なのである。

(※不安に思うことでも回避せずにやってみることで不安症などを軽減させる療法)

(覚えた言葉を使ってみるのである)

回避せずにやってみたことは、大体の結果「やってよかった」となることが多いし、イマイチな結果になったとしても、何もしないよりは多少の達成感を得られる。(おもろい会話も聞けたし)

鏡もちのミッフィーがたまらない。
湧き上がる「愛でたい」気持ちをどうしていいかわからない。。

名駅行ったら必ずのぞくミッフィーショップ。
本屋を見たり、ユニクロでタイツ買ったり、ハンズを見たり。
「御座候」とチキンも買い、結構歩き回った。

大名古屋ビルヂングのタリーズでラテ飲んで休んでから帰ろう、と5Fまで行ったら、エスカレーターから人が混みだして「何があるのか」と思っていたら、5Fのスカイガーデンて所(ビルの屋外)に、イルミネーションが盛大に飾ってありました。

タリーズは割と空いていたので、店内から「イルミネーション&映え撮影会の群衆」を伺い見つつ、アイスラテを飲んでいるとまた全部飲み切らないうちに腹が痛くなってきた。(むむむ)

「もー今日はしょーがないなー」

しょーがなくても、何だか楽しい一日だった。
「体調がイマイチでも楽しめる」を学んでいるのだった。

かつて、街でパニック障害を発症してから忘れていた、「街は楽しい」を最近ようやく思い出したのだ。

(n´v`n)


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