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「むすんでひらいて」って軍歌だったの?? 🎶音楽トリビア🎶
「むすんでひらいて」は、誰でもよく知っている童謡です。
手遊び歌としても知られていますね。
🎵むすんでひらいて 手をうって むすんで
またひらいて 手をうって その手を上(下・頭・ひざ)に🎵
童謡であり、文部省唱歌でもあります。
作詞者は不明、作曲者はフランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーです。
日本の曲ではなかったんですね~。
ルソーが作った原曲は、1752年、ルイ15世の前で公演されました。
そして1881年(明治14年)、古今和歌集をもとに歌詞が作られ、
「見渡せば」という曲名で、日本初の音楽の教科書「小学唱歌」に収められました。
「むすんでひらいて」のメロディーで、歌ってみてくださいね。
見渡せば 青柳 花桜こきまぜて
みやこには 道もせに 春の錦をぞ
佐世姫の織りなして 降る雨に染めにける
さあ、このメロディーは、明治28年、なんと軍歌として利用されました。
「進撃追撃行進曲」(「戦闘歌」という曲名もあります)
「進撃の巨人」とは関係ありません、たぶん。。。
歌詞付きなので、当時の軍歌の勇ましさを味わっていただけたら。
最後に出てくる映像は1980年の映画「203(にぃまるさん)高地」の
突撃シーンだそうです。
💡masaruさんからいただいた情報です。ありがとうございました!!
明治14年の教科書に掲載と書きましたが、実はその前の明治7年には、
日本の教会で賛美歌として歌われていました。
そして、「見渡せば」「進撃追撃行進曲」を経て、昭和22年に
「むすんでひらいて」が、教科書「1年生の音楽」に掲載されたのです。
海外でも、賛美歌や子ども向きの歌として親しまれています。
アメリカでは「ロディーおばさんに言っといで」という曲になり、
こちらはちょっと残酷な?? 内容です。
ハンカチを用意してから読んでくださいね。
子ども向けの歌なのに、、、なぜこんな悲しい歌詞が??
ロディーおばさんに言っといで
年取った灰色のガチョウが 死んじゃったよって
おばさんがガチョウを飼ってたのは 羽毛のベッドを作るためさ
水車小屋の池で 頭から突っ込んだって
ガチョウのヒナたちが泣いてるよ お母さんが死んじゃったから
オスのガチョウも泣いてるよ 奥さんが死んじゃったから
因みに私はアレルギー体質なので、羽毛はNGです。
関係ない?? そうですね💡💥💦💨
ヘッダーのイラストは
ももろ illustrator 絵本 さんの 「おにぎりのひ」です
むすんでひらいて、にぎってひらいて🍙