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適合者を見つけ出すシミュレーター (VIRTUAL-ON筐体 / STARFIGHTER筐体)
目の前のゲームが実は適性を持つ人間を探し出す為の調査装置だったとしたら・・・
創作で時々見かけるこのシチュエーションはある意味リアルでその作品を身近なものに感じさせてくれます。
私がこんな事を書いているとフォロワーさんなら「電脳戦機バーチャロン」について語るのだろうと思われがちですが、実は別作品が浮かぶのですよ。
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TWIN(DX)筐体
でもまぁせっかくなので(笑)バーチャロンの方も語っておきたいと思います・・・私は欲張りさんなので(゚∀゚)ノシ
電脳戦機バーチャロンの大雑把な設定を話すと実は地上での戦いはシミュレーター上のものとなります。そこまでの戦闘データを分析して能力を認められると本人の自覚がない状態で月面での実戦に投入されます。
電脳戦機バーチャロンの筐体はゲーム機でありシミュレーターであると同時に戦闘用バーチャロイドの遠隔操作用コックピットでもあるわけです。
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ちなみにパイロットの少年が「やべっ、塾の時間だ!」とやむにやまれぬ事情から捨てゲーをしたとしても彼に罪はありません。 たとえそれが一企業の進退どころか地球の命運がかかった戦闘行動の真っ最中だったとしても(;´Д`)
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アーケードゲームだけあって事前説明も無く演出的にも背景を想像するのは無理な程のそっけなく短いものだったりするのですが、シミュレーターから実戦という予備知識を手に入れた途端にこの短い演出がとても情報量に富んだバーチャロンの世界観を体感させてくれる扉となります。
これはゲーム中の音楽含めて一度体感して欲しいですね。対戦ゲームとしてのイメージが強いバーチャロンですが、このCPUモードで体験できるクリア迄の流れはもはやひとつのストーリーです・・・実戦に向けての緊張感と突然訪れる静寂。 そこから始まる激しい戦いは厳しい条件の中から選び出されたパイロット達に相応しい戦場です。
と、本題から逸れてバーチャロンの魅力を語る流れに行きつつあるのでここは自重しようと思います。
そうそう、月面に行く前にスコア次第ではヤガランデという中ボスが現れるのですが、これも世界観的には(以下省略)
この辺の話は集中出来ずになかなか進める事ができないツインスティックの記事同様に世界観をおさらいして書きたかったのですが、勢いで書いてしまいました。
バーチャロンはかなり濃密な世界観ですのでゲーム自体は苦手という人も存分に楽しめる懐の深さがあります。 もし気になった方は是非いろいろ調べて見てください(゚∀゚)
さて、余談が圧倒的な熱量で暴走し始めましたが適合者を探し出すシミュレーターのお話に戻りましょう。
私がバーチャロンより先に思い浮かべるのは1984年公開の映画スター・ファイターに出てきたゲーム筐体「STARFIGHTER」です。ちなみに出てくる自機は最後の有人戦闘機(誤訳?)の方では無いですよ。
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このSTARFIGHTERは一見ゲームの体を成しているものの、その実態は銀河の平和を守る為のパイロット候補生の選抜シミュレーターだったりします。そして主人公がトップスコアを叩き出した瞬間から寂れた田舎町が非日常の舞台の入口となっていきます。
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このスター・ファイターについてもいずれ語りたいと思っているのですが、ここで注目したいのは今回の主題をまたも無視するかの様に筐体についてではなく周囲でプレイを見つめるそのギャラリー達ですね。
徐々に集まってきた彼(女)等は主人公がトップスコアを叩き出した瞬間歓声をあげたり抱き合ったりの大騒ぎです。 主人公なんて抱き合った恋人とキスをしたりと私がこの作品で一番フィクションじゃないかと思うシーン(モテない人間の僻み)を見せつけてくれます。
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この辺はなんというか80年代〜90年代にかけてのゲームセンターの空気感を感じるのですよね。いや、今でも大会等で盛り上がる風景とかあるやろ? と言われそうですが。
私が個人的に感じるのは殺風景な場所にある少し得体のしれない娯楽。よくわからないが凄いことをやり遂げたやつがいる。それなら騒いで称えるしかねぇ!みたいな雑な盛り上がりというか懐の深さというか。
いろんな物事が正確に認知されると失われてしまうゆるさ故の熱量とでもいうのでしょうか。
勿論これは私の主観であり私自身の人生観が魅せる幻影とは思うのですが、たぶん私の理想とするゲーセン像がこの辺にあるのでしょうねぇ( ˘ω˘)
・・・熱量の赴くまま初校を書き上げてしまいましたが、本日は鉄は熱いうちに打てとこのまま投稿したいと思います。
なんというか、そんな気分ってありますよね。まぁ後で修正するにしても勢いで大破進軍したい感じで。ス、ストックがないからじゃないんだからね!
最後に本題に戻って幼少期に映画「スター・ファイター」を観た私自身の近況です。
少なくない熱量を捧げた電脳戦機バーチャロンでは幸運な事にその能力を認められ電脳虚数空間に取り込まれる惨事は避けられました。(別の惨事はあったがな!)
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(訳 : 次の戦場に送り込まれた)
とはいえゲームを続ける限りは私も何時その素質をゲームでハイスコアを出すと抱きついてくれる優しい女の子を隣に他のシミュレーターに見出されるかわからないので日々気を引き締めたいと思ってます!(そしてお祈りメールキタコレ)
ではまた次回(゚∀゚)ノシ
<次のお話>
<前のお話>
<電子の光に魅入られて>
先行する4マガジンに放り込めないビデオゲームへの迸る熱い妄想を放り込んでいきます(゚∀゚)