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スーパーがついてないマリオブラザーズ (配管工兄弟の下積み時代)
病気療養のおかげと言っては変ですが、早々に手に入れる事が出来たファミコン。
それから時代を経る毎に新しいゲームを楽しんできましたが、やはりソフトが少ない頃の初期タイトルには特別な思いというか、度を超えたやり込みが基本になったりもします。
<発売後2年位で層が厚くなってきた感>
私が最初に所有したソフトは(スーパーがついていない)マリオブラザーズでした。
当時小学校低学年のお子様でしたからそもそもお気楽にソフトを買い増し出来ない立ち位置ではあります。ですがそこは友人同士ソフトの貸し借りや互いの家にお邪魔することで遊びの経験値を確保する訳ですが・・・冒頭に述べた通りソフトの選択肢自体が少ない為になかなか機会自体に恵まれる事がなかったのです。
勿論ラインナップは徐々に増えてはいました。
とはいえ友達の家で遊ぶことで面白さを知るわけなので、本体を持つ人が増えても結局は同じソフトを買う傾向が多いというのも。 そして都会より外遊びが多い田舎ではファミコンを持つ子供も私の周囲ではそんなに多くはなかったのです。
そんな私も年単位でマリオブラザーズを遊び続けた為に意図せずやり込み勢となっており、その遊び方も相手を倒せば勝ちという対人戦に特化する方向性でした。
まぁ対戦というか「〇し合い」と読んでましたね・・・バイオレンスやな(;´Д`)
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お待ちしております(TдT)
余談なんですが地方から都市部に戻ってきた際に友人の家でマリオブラザーズの対戦会をやろうという話になりました。きっかけは私が過去にそれなりに遊んだ話をすると反射神経が息をしていないお前がそんなに上手い筈はねぇという経緯だったと思います。
そして放課後に友人宅で始まる対戦・・・話の深堀りもなくそれはもう圧倒的でした。 手加減しても勝負になりません。
彼等は「対戦」でしたが私は「〇し合い」をやってたのですよ・・・しかも1年以上飽きずにずっと(;´Д`) ソフト ナイカラ
飛んでくるファイアボールの方へ押し出そうと後ろから追いかけてくる友人達に対し、こちらはダッシュとジャンプを的確に使い分けることで体を入れ替え相手だけがファイアボールの直撃で沈んでいきます。
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もはやこれまでだな!
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位置が入れ替わったぁ!
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終いには密着されて押し出されましたが結果は変わらず。
「秘技、ファイアボール立ち避け!」
ファイアボールが小さいファミコンならではの技だったかも知れません。
全てのパターンで自分達だけファイアボールに焼かれる友人達の表情はまさしく驚愕といった引きつり具合でした。兄より優れた弟はいねぇ!
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そしてあまりにも一方的な状況にこう思った筈です・・・(ここまでやり込んで)「バカじゃないの?」と(;´Д`)
友人達は無言でカセットを交換し、何事も無かった様に別のゲームを遊び始めました。その日以来、私は誰ともマリオブラザーズを対戦する(◯し合う)ことはないままに・・・
<次のお話>
<前のお話>
<電子の光に魅入られて>
先行する4マガジンに放り込めないビデオゲームへの迸る熱い妄想を放り込んでいきます(゚∀゚)