見出し画像

戦国武将に学ぶ!No.11~豊臣秀吉①~



”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。


私は日ごろより周りの方々から
”軍師” というニックネームで、
お呼びいただいています!(笑)

社名であることもその理由ですが、
私は自他共に認める歴史好き!
とくに戦国時代が好きです。


今回は、私が好きで見習っている、
学んでいる武将や軍師を紹介するシリーズ。


歴史には諸説ありますが、
中でも私が好きなエピソードや、
『ビジネスや人生に役立つのでは?』
という目線でご紹介しています!


今回は、豊臣秀吉をピックアップします。


あまりに有名な武将であり
逸話も多数ありますので、
本当はしっかりと!がっつりと!
書いていきたいところですが(笑)


いろいろな文献を見ていくと
秀吉の執ったリーダーシップというのは、
とても勉強になることが多いため、
少しずつエピソードをご紹介していきたいと
思います!



最後まで楽しんでいただけたら幸いです。




■嘘も方便…


秀吉が織田信長の家臣で、
その名を羽柴秀吉と名乗っていた頃のこと。


建築中の建物がなかなかできない
という事態が起こっていました。


あまりに動きが良くなかったため、
『なんとかしてくれ!』と信長に
命じられた秀吉は、
普請奉行(ふしんぶぎょう・
城などの建築を担う当時の職名)
の元を訪れました。

現地へ行ってみると、人はいるのに、
工事が全く進んでいません。


『どうして進んでいないのか?』
と秀吉が問うと、
『ゆっくりやればいいと言われていますから、
急ぐ理由もないので…』という返答で、
明らかにやる気がないような状態でした。

兼ねてより、チームで動くことを
重んじていた秀吉は、全体の士気を
上げるためにある策を講じました。


普請奉行たちをいくつかのチームに分け、
造る場所をそれぞれに割り当て、
どのチームが一番早く造れるかを、
競争させたのです。

その際、


『一番早く造れたチームには、
信長様から褒美が出るぞ~』


と、嘘の情報を伝えたのです(笑)


こう告げられた普請奉行たちは
どうしたでしょうか?


想像に易いと思いますが、
勢いよく造り始めました(笑)


そのあまりの豹変ぶり…
いえ頑張りっぷりに、ある日
秀吉は酒を振る舞って労いました。


『ここまで頑張ってくれているのだから、
皆今日は帰りなさい。明日からまた頼むぞ』
と言い、皆を帰らせた…


はずだったのですが(笑)、
普請奉行たちは秀吉に隠れて再び集まり、
夜中もずっと作業を続けました。

その結果、驚くほど早く建物が出来上がって、
秀吉と信長を驚かせたといいます。

もちろん嘘は良くありませんが、
嘘も方便とはこのことです(笑)



■リーダーはあらかじめ知っている



このエピソードから、
多くの人をまとめる立場にいながら
リーダーシップが上手く執れる人は、
皆のモチベーションが上がるような方法を
日頃の観察からあらかじめ知っていて、

瞬時に打つ手を選択できる人だとわかります。


何かしら独自の観点、ポイントがあって、
チームを動かすときには最適の方法を
見極め、選択し、実行に移せる人です。


その後どうなったかというと、
秀吉は最初は嘘で『褒美が出る』と
言いましたが、完成した建物を信長に見せ、
『この普請奉行たちの中で一番早く造った者に
褒美を与えてください』と頼みました。

すると信長は、『よし、わかった!』
と言って、なんと全員に褒美を与えました。

信長の男気にも熱くなりますが、
望み通りの結果を出せば、信長は全員に
褒美を与えるであろうことまで、
秀吉は織り込み済みだったのではないか?
と想像してしまいます。


私はプロジェクトチームなどを立ち上げる
ときに、よくこの話を思い出します。


『褒美で釣った』という印象を
拭えない部分はありますが、
あまりにやる気のなかったチームを
見事に激変させた秀吉のエピソードからは、
チームをやる気にさせるリーダーの存在が
いかに重要であるかを教えています。


人を掌握することに長けていた、
あるいは “人たらし” と評される秀吉ですが、
人のことをよく観察し、考えて、
緻密に動いていたんだな、ということを
垣間見るエピソードが、他にもあります。


秀吉のエピソードは参考になることが
多いので、別の回でもご紹介していきます!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?