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歌系、というより、声系から生き方を考えてみる??

声を使った発信へ関心

ラジオパーソナリティって、実は、私の子供のころの憧れの職業だったかもしれません。小学校3年生くらいの頃でしょうか。自分の部屋で自分一人で、カセットに向かって録音して楽しんでいた時期もあったりして。

喋ってなにかを伝える。いや、声や音でなにかを伝える、ということは、自分にとっては、どういう理由なのかはわかりませんが、潜在的に「好奇心」はある分野のような気がします。

環境は整ったのに

Stamd.fm をはじめとして、それが気軽にできる時代がやってきました。
数年前に、仕事の関係で地方ローカルラジオの番組を提案したこともありましたが(これは、結局予算の問題がクリアできなかった)、あの頃はまだ、radico などがここまで知られておらず、ネット配信があたりまえではない時代。その中でも、そんな提案をするということも象徴しているのかもしれません。

それなのに。

Stand.fm の存在を知ってから3年(ちなみに、知ったきっかけは、この番組)。上記のように思うならば、とっくに自分も番組発信していてもおかしくないのに、現時点では自分で発信しようとはまったく思っていません。
ちなみに、今募集中ですが、毎日新聞ニュースのパーソナリティも応募してみたいな、と思ったことがあったほど、まだ、このジャンル、関心はあるのです。そうそう、Clubhouse のブームもありました。これはアップル系限定というハードルもありましたが、androidでもできるようになったあとも、まったく関心は持てませんでした。

自分の声が好きになれない問題

それも、自分の声を客観的に聞くと、どうも、好きになれないのです。

これは、このマガジンでずっと綴っているように、歌の声は、そもそも好きになれない。
自分の声が好きではない歌い手って、最低ですよね。自分でもそう思います。
これはテクニックの問題もあるかもしれないけれど、それ以前のなにかがかけているのではなかろうか。

りひとの歌ラジオの企画をきっかけに

さて、Stand.fm で、愛聴している番組は4つあります。さきほどの長田さんのはもちろんその一つですが、もう一つ、このマガジンでもなんどか紹介している、「オペラ歌手ひとの歌ラジオ」で、ぜひ、メンバーシップの皆さん、音声の自己紹介を送ってください、という企画がありました。この番組、現在はメンバーシップ向けの放送が中心なのですが、そのメンバーシップにむけての放送でした。

自己紹介ですから、普通にマイクに向かってすればいいわけですが、なぜか、スタンドFMのパーソナリティとして、番組初回放送みたいなイメージがわいた中で、それにのってみたわけです。

結果として。こういうしゃべる声も、自分の声はまったく好きになれない。

でも、主催の古澤利人さんは、いろいろ褒めてくださいました。

それを聞いて思ったこと。

歌の声も、しゃべる声も、自分の心理状態がそのまま伝わっている、ということです。

自信がなかったり、なにか遠慮して歌っていたら、その自信のなさや、遠慮が声にはあらわれてきます。
不安や、落ち着きのなさというか、ソワソワ感、うーん、うまくいえないな。やったことがないゆえのアウェー感、というのが近いかな。自己紹介の収録での心理状態です。そんなものがあって、それがそのまま音声では聞いてくださっている方につたわってしまうとしたら、魅力的な声のはずがありません。

好きになれなくもないのは、のっていたり、楽しんでいるとき

数年前までは、年間30くらいのセミナーを仕事として担当していました。実はこの頃も、自分が「のって」やっているときは、アンケートの反応もよいのです。また、そういうときは、実に楽しい。歌だって、出来不出来はともかく、自分が歌っていて楽しかったときは、あとで聞いても「これならば好きになれなくはないかな」くらいの自己評価になりつす。

講演も、自己紹介も、歌も。
声はやはり心理状態が丸見え。だから、技術ももちろんですが、まずは気持ちをきりかえて行うことが大切なのだ、と実感したのが、今回の機会でした。

そんな機会をくださった、古澤利人さんに感謝申し上げます。

声だけでなく、人との繋がりは心理。自分とどれだけ繋がっているか

でもですね。

本音、本心でコミュニケーションすることが大事って、こんな狭い限定的な場面だけではないとも思うのです。

会議で、上司に先輩に気をつかっていたり、あるいは、逆に部下や後輩にいいところをみせなければ(逆にみっともない発言をして笑われたくないとか)、なんて思っていたら本当の意味で会議はなりたちません。
すべての人のコミュニケーションで、本音、本気で語り合うことって大事だな。

そんなことをあらためて思うのでした。

まさに、歌系の趣味から生き方を考えるお話だな、と久しぶりに強く思っています。


冒頭の画像は、みんなのフォトギャラリーで、「声」で検索して出てきた中で、お気にいりを使わせていただきました。提供に感謝いたします。


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