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35歳、フリーランス10年目、経営者6年目。続けられたのは、「世の中を変えたい」という野望ではなく、「力になりたい」という想いだけだった

「なんでそこまで頑張るんですか?」
「ほんと、すごいっすよね。」
「大変ですよね…」

こうやって言われることがよくある。
というか、こうしか生きられなかったのだ。

「このままこの電車に乗って、オフィスと家を往復する日が続くのか…。」
「最近、昼間に空も見てないな。」


ふと思ったこの気持ちと、

「これから世の中の働き方が変わるかも。」

ルパンみたいな働き方になるのかも。

ふと湧き上がった思いから、
気付いたら会社を辞めていた。
(辞めるときは、壮絶すぎて記憶がない。笑)

辞めたからといって、

「まじかよ!」
「なんて最高な人生なんだ!!!」

映画のようなラッキーすぎる展開が待ち受けているわけでもなく、金が無い。という現実のせいで友人から紹介してもらった現場仕事と清掃現場などで必死になってお金稼ぎ、気付いたら10年経っていた。

当時の事は友達のおじさんa.k.a(ヤマナカサンポ)さんに書いてもらった記事なのだけど、過去の事をインタビュー的にまとめてもらってほんと素敵なのでぜひ読んでみてほしい。


毎日がエブリデイ過ぎて、
全く思い出せない過去。


覚えている事といえば、とにかく現場仕事の毎日だったこと。当時(今から10年前に)出会った友人(かりちゃんa.k.a苅込宗幸)が自動販売機で缶コーヒーを事あるごとに買っている事にいつもケチをつけていた記憶しかない。なにしろ金がなかった。
※このかりちゃんa.k.a苅込宗幸が、
のちに、ともに会社を立ち上げる仲間となる。

当時の移動は、エブリデイ自転車。
(もちろん自転車も貰い物)
食事はいつでもマック。ちなみに、100円のマック毎日食べていると気持ち悪くなるうえに手はむくみ、心臓はバクバクする。ホント危険。
そんな生活を2年近く続けていた気がする。

THE ポンコツ

勉強もまともに出来ないし、
もちろんだけど仕事も出来ない。
頭がいいわけでもないし、なんならちょっとだけズレている。(ちょっとならいいけど…)人と会話をしていてもうまく噛み合わない瞬間があるといつも思っていた。そんな調子だから大抵のことは時間がかかるし、いつもうまく行かないことばっかりだった。

もがき続けた日々

内容は少しだけ省くが、色々な出会いに恵まれ、現場仕事をしながらも企業のお手伝いをすることになった。食らいついていくために来る日も来る日も本を読み漁りとにかく学んだ。本を読みながら渋谷の交差点を歩いたら友人にすれ違ってしまったくらい読んでいた。当時の僕には本しか学ぶ方法が思いつかなかった。もがいた結果、気付いたら10年経っていた。

もがいた軌跡(支えてくれた本たち)


人生がビューティフルであればあるほど、ビートフルだ。


今ではそんな僕が、
株式会社心電の代表をしている。
10年前の自分には信じられないだろう。
というか今の自分を見ても、10年前の自分はそれどころではない毎日で、スルーすると思う。


人生が美しければ美しいほど、
鼓動に満ち溢れているのかもしれない。
そんな事を考えながら、株式会社心電は誰かの困りごとをクリエイティブで解決し心に電気を走らせている。
具体的に説明すると、お客様(個人や企業)の困りごとに対してクリエイティブと言われる独創的なアイデアなどを軸に企画や戦略を考え、制作(作り上げるところ)までを一貫して行っている。さらに、自分達で新しいサービス(VAISA)を立ち上げたり、日々ビリビリしながら楽しく生きているチーム。自分で言うのもなんだが、めちゃくちゃかっこいい。
そして最高な仲間がたくさんいる。

こんな僕でも社長になれるし、
誰でもやればできる。


職業柄、人に会うことが多くあるため、

「何を変えたいんですか?」
「なんで会社にしたんですか?」

など聞かれることがよくあった。正直、なにかを変えたかったわけでもないし会社にしようとしていたわけでもない。さらに言えば、社長になりたかったわけでもない。もちろん、想いとなる共通の理念はあるが社会を変えたいとまでは考えていない。

こんな僕でも社長になれるし、誰でもやればできるんだ。という事を伝えたくて続けているような気がする。というかもがいている。なんなら今の仕事も企業で学んだという事はなくほとんど独学。ありとあらゆるものから学びまくった。

正解なんてない世の中

世の中を見渡してみるだけで、生きづらさを感じて苦しそうにしている人や、路頭に迷っている人がたくさんいる。当時の僕もそうだった。
どうしたらいいかわからなくて必死だった。頼る人もいないし、頼り方もわからない。友達はみんな会社で働いていたし、そうではない生き方をしている人はいなかった。見当たらなかった。

同じようにもがいている人が
いるかもしれない。


当時の僕のように、辛いけど相談できなくて「モヤモヤ」を抱えたまま、毎日を過ごしている人もいるかもしれない。そんな人の力になれたらという想いから、2020年から塾もはじめた。その名も「郡司塾」

「やってみたいけど踏み出せない。」 そんなモヤモヤはありませんか?『郡司塾』とは、自分のモヤモヤと仲良くなって新しい一歩を踏み出すためのコミュニティスクールです。

郡司塾のメッセージ

「知るよりも、覚えるよりも、考えるよりも、動くこと。」
動かないと人生は始まらない。
切り拓いていくことができない。
そんな事をモットーに「知 覚 動 考」と書き、「とも、かく、うご、こう」と読む。なにより、今の僕があるのも「ともかくうごきつづけた」からだった。

「誰でもやればできる」
を伝えるために。


僕がここまで続けられたのは「世の中を変えたい」という野望ではなく、「誰でもやればできる」ことを伝えたい。力になりたい。こんな僕でも社長になれたし、やりたいことをやることができるのだ。一緒に楽しく、夢や未来を形にしてくれる仲間も出来たし、ここからも増えるだろう。こんな僕にも出来たから、きっとあなたにもできることがあるはずだ。そんな事を伝えるために、僕が実験台として、日々生きている。

「ほら!出来たでしょ!」
「だからキミにもできるよ。
こんなポンコツでも出来たんだからさ。」

これから先も、
変わらずこの想いを胸に動き続けるつもり。
困りはて、どうしたらいいかわからなくて路頭に迷っている人へ。
こんなポンコツで、
どうしようもない僕でもここまでこれたのだ。
だから大丈夫。

まだまだ、新しいプロジェクトや面白い未来が待ち構えている。
フリーランス11年目、経営者7年目の面白くて最高な人生も実験として挑戦していきたいと思っている。

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