【考察】カクヨムにおいて書き手の疑問に答えをもらうには
突然ですが、あることをきっかけに考える機会があったのでまとめてみることにしました。
何らかの刺激になれば幸いです。
ほとんどの方は書き手であり読み手でもあると思いますが、今回は双方の視点に立って、考えてみました。
さて、まず書き手である私の視点から書いていきます。
というのが、私はよく小説を書いているうちに「これってこのままでいいのかな?」「これを足した方がいいかな?」などと、自分の作品に疑問を持つことが多いのです。
その時、書き手は、誰かに意見を求めたい気持ちになります。
ところが、です。
私は人気小説家ではなく、アマチュアで、固定読者も今のところいません。
これは大きな足かせになります。
なぜなら、読み手は暇では無いからです。
私が読み手としての立場で自分を見た時。
当然、余計なフィルターをかけずに見た場合。
今書いている小説に魅力はありません。
マジでほぼ皆無です。ああ無情。
読み手視点でものを考えると、つまり「やりたいゲームや読みたい人気小説があるのに、あんたの小説は、何?★もついてないしランキングにも載ってないんじゃねぇ……。おつー」となるわけです。
仮についていたとしても「★100以下?ランキング1600位前後?ふーん」となります。実際そんなもんです。かなしい。親しい知り合いでもない限りフォローは無いでしょう。はぁ。
ついでに私の豆腐メンタルの一角が削れます。いや、本当にこのように言ってくるようなマナー×な人はいませんけどね?
読み手なら内心で、他の優先順位が高いのでパス、となります。
書き手の私の視点では、疑問に対する答えが欲しい。
ところが、読み手は「あんたに割く時間は無い」と。
そういうわけです。
じゃあ、どうなれば読み手が応えてくれるのか。ですが、それはやはり、ある程度人気があって、面白い保証があることが前提となるでしょう。
しかし、書き手から見れば「そうしたいから答えが欲しいんだよ!」ということになります。
この場合、どちらの言い分が正しいのでしょうか。
諸説あると思いますが、私は書き手が意見を求める相手が間違っているのかも、と考えました。
もちろん、書き手の実力次第では読み手からの返事もあると思いますが、そうでない場合は、需要と供給が噛み合っていません。何しろ、読み手は意見したからと言って、必ずしも自分が求めるものが得られるとは限らないからです。
誰もが、推したいものに時間を掛けたいものだと思います。
その場合、その作品のファンであるならまだしも、そうではないものに時間を掛けたい、とはなりません。特にタイパなる言葉が流行するぐらいですからね。もう古いか?
それに、読み手もバカではありません。
きちんと、読むに値する基準が人それぞれあると思います。
私の場合は、投稿を始める前はランキング上位以外のものは読みませんでした。それはやはり、紙の本からネット小説を読み始めたこともあり、目が肥えていたからです。
他のものはどうにも違和感が強く、継続して読むことが難しかった、というのが一番大きな理由になります。
現在は、そうでないものも読みますが、それでも、やはり魅力が薄く感じて途中で読むことを止めてしまうことが多いです。
夢中になれる小説は少ないのが現状です。
ただ、じゃあ無名の小説には全く望みが無いのか、というと、そうでもありません。読み手が新作に注目する時期もあります。
それが、カクヨムやその他公式主催のコンテストです。
ここに参加すれば、注目度が高まり、読む人が増え…るかもしれません。
コンテストという場に書き手が望むことで、読み手にその意気込みが伝わりやすいのです(時期と環境はガチで大事)。書き手が本気であればあるほど、ファンは増えるでしょう。
その結果、意見を貰うことが出来る、かもしれません。
では、そういった時期以外では、書き手は誰に返事を貰えばいいのでしょうか?むしろ私は、コンテストに参加するからこそ、その前段階で準備がしたい質なので、その気持ちはよく分かります。
「いいや、あんたが考えるんだよ」と言うのは簡単ですが、それはあまりに救いがありません。
その場合は、やはり同じ書き手に意見を求めるしかないと思います。
幸い、カクヨムのローカルルールとして「読み合い」という方法があります。
読み合いとは、簡単に言えば「私が読んだから、あなたも私の小説読んでね」というものです。実のところ、この方法には良くない部分もあり、向き不向きが強いため、推奨されるわけではありませんが、手段の一つとして考えられます。
他の方法としては、「同じぐらいの実力間で、意見の出し合いをする」「先輩と仲良くなって、意見を出してもらう」という方法があると思います。
それらを実現する方法として、「個人企画」というカクヨム公式の仕様があります。これを使って、上記のような企画を組めば、疑問に対する回答がもらえるかもしれません。
ただ、気をつけて欲しいこととして、「個人企画」という以上は、その企画主がいます。その企画主へのリスペクトを忘れないようにしましょう。
これは同時に、企画主から見た参加者にも言えることです。
企画主と参加者の双方がいて成立する仕組みのため、どちらかが欠けては成り立ちませんし、どちらかが居丈高でも、お客様でも成り立ちません。
参加の際はマナーを守り、相手にして欲しいことを、まず、自分がやることをお勧めします。
さて、あなたの答えは見つかりましたでしょうか?
私は未だ迷走中ですが、最初に言った通り、何かの刺激になれば幸いです。
以上、考察でした。
※このnoteを書くに当たって参考にしたnoteです。
ふりがなと改行の参考にさせていただきました。