ローグライトRPG『将軍 対決』感想
『将軍 対決』は2024年9月に正式リリースされたローグライトRPG。
3500近いレビューのうち95%以上が好評の『圧倒的に好評』判定を受けており、それも頷ける内容だった。
【概要と魅力】
全体的な構造としてはオーソドックスなローグライトで、「分岐を選ぶ→バトル」の繰り返し。
キャラクターやストーリー要素はほぼ皆無…というところまで含めてお約束。
本作の特徴はそのバトルシステムにあり、例えるなら「1ラインだけで戦う不思議のダンジョンゲー」と言ったところ。
いわゆる「こちらが動けばあちらも動く」というやつで、それだけに1手1手が非常に重要になる。
敵の行動もある程度は予告されているので、1ターン後(1手後)に戦況がどうなっているかを想定することが可能。
逆に言えば目まぐるしく変化していく戦況を常に読み続ける必要がある。
上手く読み切ってベストなムーブを成せた時の達成感と、ミスって一瞬で追い詰められてしまった時のやっちまった感。
この2つが怒涛の勢いで押し寄せるのが『将軍 対決』の特徴にして魅力だろう。
【減点要素の少なさ】
では『将軍 対決』の問題点は何かと言うと、あまり思い浮かばない。
レビューにあった表現を少し借りるなら本作は引き算の極致といった印象で、このゲームはとにかく無駄な要素が少ない。
とにかく「堅実にとても面白いローグライトRPG」としか言いようがない作品だった。
それだけに語れることと言うか、語りたいことが少ない。
1000文字に達しない初のゲーム感想記事になりそうである。
強いて言うなら段階的に難易度が上がっていく周回において、プレイヤー側の縛りがどんどん増えて息苦しくなっていくだけなのが気になるところだったが、これはもうローグライトの宿命なのかもしれない。
【総括】
バトルが楽しいローグライトRPG。
良くも悪くもこれ以上の表現はできないと思う。
言い方を変えれば、バトルの楽しさだけで「圧倒的な好評」を得ている作品ということでもある。
ひりつくような一瞬一瞬に楽しさを見出したい方は、本作をプレイしてみて損はない。
ちなみにこの記事の文字数は906文字でした。