何も持っていない状態からPS2のゲームをPC上でプレイ、配信、録画できる環境を整えた時の話
(当記事はブログからのお引越し記事です)
【はじめに】
PS2。
現役期間そのものはかなり昔ですが、ゲームのムービーシーンが本格的にまるで実写みたいと言われ始めた時代のゲームハードでもあります。
それ故にいざレトロゲーと言われるとなんだか釈然としない、時代の転換期のひとつとでも言うべき存在です。
本記事ではそんなPS2をPC上でプレイ、及び録画や配信ができる環境を整えた時の記録となります。
あくまで自分の実体験なのでもっといい方法はいくらでもあるかと思いますが、何かの参考になれば幸いです。
【用意するもの】
エミュレータを使えば色々と便利だし安上がりらしいんですが、100000000%合法だと自信を持てるやり方が分からなかったので、「PS2の画面をPC上に映す」ごく普通のやり方を実行しました。
【①PS2本体 ②メモカ ③ソフト】
PS2本体は電源コードとコントローラー含む。
3色コードは無くても大丈夫。
当然必要なもの。
PS2用のメモリーカードは忘れないようにしましょう。
現時点での費用は6669円。
中古PS2をどれだけ安く確保できるかの勝負な気がする。
安すぎても怖いけど。
【④PS2 to HDMI】
PS2の映像をHDMIで出力する機器。ここからHDMIケーブルを伸ばす。
PS2本体の3色ケーブルを刺すところに刺して使う。
側面から伸びてる小さいコードはPS2本体前面にあるUSBに刺す。ここ初めて使った。
現時点での費用は8128円。
【⑤HDMIのキャプチャボード】
PS2の映像をPC側で受け取れるようにする機器。
PCのUSBポートに刺して使い、④PS2 to HDMIから伸ばしてきたHDMIケーブルを繋ぐ。
最終的にこうなる。左下のキャプチャボードから伸びてるコードの先がPCのUSBポートって感じ。
自分が購入したのはこちら。
これは明らかに怪しいアレなのでちゃんとしたの買ったほうがいいかもしれない。
とは言え自分のはまだ(購入から半年時点では)ちゃんと動いてます。
というわけで、合計10127円+ゲームソフト代が最終的な費用となりました。
【PC側の準備】
ここまでの準備でPCに取り込んだPS2の映像と音声を表示・再生するためのツールの導入と設定を行います。
①OBSをインストールする
言わずと知れたGodツール。
なにをするにしても便利。
②OBS右下の「ソース」欄の「+ボタン」をクリックして「映像キャプチャデバイス」を追加する
③「映像キャプチャデバイス」がソース欄に追加されていることを確認する。
また、目玉アイコンがちゃんと開いていることを確認(閉じてると映像が表示されないので、目玉をクリックして開く)
④追加された「映像キャプチャデバイス」の項目をダブルクリックしてプロパティを開き、「デバイス」の項目を「USB3.0 capture」に変更する
OKを押して設定保存。
⑤そのままだと何故か音声がノイズまみれになるので、OBS左下の「音声ミキサー」のところにある「映像キャプチャデバイス」の項目の右側にある「・・・」をクリック→オーディオ詳細のプロパティ(A)を選択して開く
⑥「映像キャプチャデバイス」の項目の右側にある「音声モニタリング」の項目を「モニターと出力」に変更する。
これでOBS側の設定は終わりです。
【PS2本体の最終設定】
コード類をすべて接続し、OBSの設定も終えたら、最後にPS2本体の映像出力設定を行います。
おそらく殆どの場合でRGB(3色ケーブル)出力設定になっているので、このままだとOBSになにも表示されません。
これをY/Cb/Pb/Cr/Pr出力設定(HDMIとか?)に切り替えるために、真っ暗な画面のまま心眼で設定を変更します。
このあたりの手順を参考にして頑張ります。そんなに難しくはないです。
なお、画面が真っ暗でもここまでの準備が上手くいっていれば音は鳴るはずですので、それも心眼操作の補助としましょう。
逆に言えば音も鳴ってない場合はたぶんここまでの何かしらが間違ってます。
暗闇での操作が成功すれば晴れてPS2の映像がPCに映るはず。
お疲れ様でした。
【その他の操作】
【①配信や録画】
配信方法は各自で調べてください……。
録画は本当に簡単でここを押すだけ。
PS2に限らず、PCの他のゲームとかを録画する時なども非常に便利(その場合はソースの追加で「ウィンドウキャプチャ」を選ぼう)。
【②PS2のゲーム画面だけ表示したい】
OBSのプレビューを右クリック→「全画面プロジェクター(プレビュー)」か「ウィンドウプロジェクター(プレビュー)」を選択。
後者を選んだ場合はウィンドウサイズを自由に変えられるのでお好みで。
終わり。
意外と安く済んで良かった。