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【謎解きアクション】『Leap Year』感想

https://store.steampowered.com/app/2951770/Leap_Year/

『Leap Year』は2024年6月にリリースされたばかりの2Dアクション。
うるう年の意味を持つそのタイトルに関連するように、あちこちに散らばった1から29までのパネルを集めるちょっとしたメトロイドヴァニア的なゲームとなっている。



【概要】スペランカーを越えた紙耐久の主人公

初見でプレイした多くのプレイヤーは、まずゲーム開始直後にジャンプボタンをなんとなしに押しただけで驚愕したと思われる。
なんと、死ぬのだ。

画面左あたりで逆さまに地面に突き刺さっているのが、
ただその場で垂直ジャンプをしただけの我らが愛しき主人公である。

そう、なんとこのゲーム、垂直ジャンプで到達できる高さから落下すると着地の衝撃に耐えきれずに死ぬのである。
かのスペランカー先生でさえ下り坂を下りるようにジャンプしなければ死ななかったことを考えると、驚異的な儚さだ。
ボタンを押す長さでジャンプの高さを調整できたりもしないので、地面が平らな場所でジャンプした瞬間に死が確定する。

【特徴】アクションとしても普通に手強い謎解きゲー

そんな度を越した虚弱体質の主人公だけあってアクションゲームとしても普通に結構難しいのだが、このゲームの本質は謎解きにある

ただ、その謎解きこそが本作の魅力であり面白いところなので詳細は割愛しよう。
と言うより、どう説明したらいいのか……。

強いて言うなら大きく奇を衒ったギミックなどではなく、ああなるほどと思わせられるような、そんなささやかな謎解きが多い。
驚きを求めるには向かないが実直に謎解き2Dアクションをしている
そんな印象を受けた。

価格が580円とお手頃なのが嬉しいところで、プレイ時間も人によってある程度異なるだろうが4時間前後くらいだろうか?
コストパフォーマンスとしては十分だろう。

【総評】頭の体操をしつつ軽くアクションゲームをしたい人向け

なんとなくちょっと変わったアクションゲームをやりたいなあという気分の時にオススメ
自分はゲームの評価や感想を書く時にあまり価格の話はしないのだけど、このゲームに関しては安価な値段とそこそこのボリュームがいいバランスで噛み合っていて、軽い気持ちで手を出せるのが良いと思う。

Steamレビューでは642件のレビューを得て98%から好評の圧倒的に好評のランクとなっているが、良くも悪くも空前絶後の驚愕ギミックを搭載した歴史に残る神ゲーという訳ではなく、堅実に良い作品を作った結果の数字であるということは念頭に置いておいたほうがいいかもしれない。


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