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俺の神社巡り_11 (大分県の式内社)西寒多神社、宇佐神宮


西寒多神社(ささむた じんじゃ)

大分市にある式内社、豊後国一宮でもある。

主祭神は西寒田大神であり、由緒書によると天照皇大御神、月読尊、天忍穂耳命(英彦山神宮で既出)を主祭神としている。アマテラス神とツキヨミ神が一緒の主祭神は珍しい(私見)。大分市内からカーナビに従って運転すると、現地到着直前は非常に狭い住宅街の通過となり、車のすれ違い時はとてもストレスとなった。

国幣中社の社号標近くに無料で駐車できるスペース(車祓専用の駐車場を除くと8台くらい)があり、そこに駐車。

萬年橋から拝殿を臨む

太鼓橋状の萬年橋を渡るとすぐに鳥居や拝殿が現れる。右手に手水舎、左手に授与所・社務所、正面に鳥居があり、その先に拝殿。鳥居の下で芽の輪を撤去していた。

拝殿の神額には「鎮国一宮」、調べてみたが西寒田神社(当社および豊後大野市)でしか使われていない。

↑狛犬
↑本殿を臨む
↑境内にある合祀社

拝殿での参拝後、本殿周りをぐるりと散策。

宇佐神宮

式内社、豊前国一宮、勅祭社。全国約44,000社ある八幡宮の総本社。古くは神宮と共に二所宗廟として扱われた。道鏡事件として、歴史の教科書にも登場する。

国道10号線に面した「宇佐神宮」という大きな社標の近くの駐車場に停め、まずは鳥居を目指す。鳥居手前に宇佐飴などの売店が続く。

北参道

TV番組「ごりやくさん」でも紹介された参道。北参道鳥居に面する。

宇佐特有の鳥居であり、宇佐鳥居と呼ばれる。宇佐鳥居は宇佐神宮の一の鳥居に由来しており、笠木(鳥居の2本の縦の柱を渡す一番上の横木)がそり上がり、額束(がくづか:鳥居の上部の横材とその下の貫 (ぬき) の中央に入れる束。 ここに多くの鳥居は額を掲げる)が無く、柱の上部に黒い台輪があることが特徴的)。一の鳥居のスタイルを宇佐神宮の他の鳥居に採用した。

ちなみに一の鳥居は、グーグルマップでは「宇佐鳥居[西大門鳥居]」と表記されている。

機関車クラウス号

北参道鳥居を通過し、左に機関車クラウス号を見つつ、神武天皇聖跡菟狭(宇佐)顕彰碑を右に曲がり、軽いアーチ状の神橋を渡る。


↑ 神武天皇聖跡 菟狭(宇佐)顕彰碑
↑神橋
↑大鳥居

少し歩くと、大鳥居に到着。大きな鳥居であるが、周りの景色がさらに大きく感じるため、非常に調和がとれた景色と感じる。宇佐神宮の素晴らしい景観の一つ、ともいえる。大鳥居をくぐると、右に参集殿と初沢池、左に大尾神社・護皇神社がある。境内内の摂社・末社は基本見かければお参りをするが、今日は急ぐため、まずは参道先にある授与所に直行。宇佐神宮では参拝客がとて多いため、御朱印の受付を先にする運用となっている。御朱印帳を預け、番号札をもらい、各社に参拝後、授与所に戻って、御朱印を受け取るという流れに乗る。

春宮神社(応仁天皇の御子である、莵道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)が祀られている)を過ぎると、上宮・下宮への分かれ道となる。

↑ 左が上宮、右が下宮への道

まずは上宮に行く道を選択。若宮神社(莵道稚郎子命以外の応神天皇御子、仁徳天皇とその兄弟神たちが祀られている))に到着。

↑ 一之鳥居と西大門

さらに進むと一の鳥居(先述)と西大門(工事中)があり、本殿への期待が高まっていく。工事中の西大門をくぐると、本殿も工事中であった(参拝時:2024年8月5日時点)。とても期待していたのに、とてもとても残念。

↑ 工事中の本殿

一の御殿:八幡大神(誉田別尊・応神天皇)、二の御殿:比売大神(宗像三女神)、三の御殿:神功皇后を順番にご参拝後、大元神社遥拝所の小窓から、御許山(宇佐神宮発祥の地)を遥拝。

上宮参拝後、ルートどおり下宮に移動。下宮の御殿には上宮と同じ神様が祀られており、全国でも珍しい。 これは上宮が国家の神、下宮が民衆の神を祀っている、また、上宮は身分の高いものしか参拝できなかったため、庶民は下宮で参拝した、などの説がある。

↑ 下宮参らにゃ片参り

宇佐神宮の参拝のルールは、二拝四拍手一拝。拍手が4回となっている。全国的にも珍しく、ほかに出雲大社、越後の彌彦神社などがある。 授与所にて、御朱印帳を受け取り、呉橋を回って駐車場に到着。暑い中、かなり歩くこととなった。

↑ 呉橋(正面から)
↑ 呉橋

御朱印

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